高価なものではないけれど、日々の暮らしを楽しくしてくれたり潤いを与えてくれるもの。
これ、『2018年買ってよかったモノ10選』の記事で書いた文章なんだけど、これ自体が僕にとってのモノ選びの基準でもあったりします。
2019年も僕の生活に寄り添ってくれる気取らないモノたちが身の回りに増えたような気がします。そんな「DAILY STANDARD的ベストバイ」を紹介してみたいと思います。
Contents
スタンレー クラシック真空ボトル(旧ロゴ)
まずは、これ。スタンレーの「クラシック真空ボトル」。
購入してからというもの、実はほぼ毎日のように使っています。というのも2019年初めから仕事の関係で屋外にいることが多くなって必然的に水分補給のために水筒的なモノが必要になったんです。
特に暑い夏の時期は氷をある程度入れておくと、それが溶けずにいてくれて本当助かりました。
フィカス・メラニー
以前から欲しいと思っていた、枝ぶりがよくて少し小ぶりな観葉植物。それを自分で剪定しながら大きく育ててみたいと思ってて、そんな僕のイメージにぴったりだったのが「フィカス・メラニー」。
この「フィカス・メラニー」をNEOSHIHOこと宮脇志穂氏が、2019年に立ち上げたブランド「N/OH(ノウ)」の「グデア」というシリーズの植木鉢に植え替えてみたんですが、個人的にはこれがもの凄くハマってるなと思える感じで、とても気に入っています。
陶芸作家のハンドメイド植木鉢
植物は、デザインや質感のいい鉢に植え替えてあげるだけで、がらりとその雰囲気を変えてくれます。
主役の植物を引き立ててくれる名脇役もしくはそれ以上の存在と言ってもいい存在の植木鉢。
手に入れた植物をどんな植木鉢に植えてあげるか、その組み合わせを考えるのもグリーンライフの楽しみ方のひとつだと思うんです。
中でも陶芸作家がひとつひとつ手作りで仕上げてるハンドメイドの鉢には、名脇役というより主役クラスの存在感のある素晴らしい作品がたくさんあります。
僕が今一番気に入ってるのが、「フィカス・メラニー」を植えた「N/OH(ノウ)」の植木鉢。シンプルで、素朴さとモダンな雰囲気が同居している彼女の作品は常にストックしておきたいところ。
実生のコーデックス
コーデックス(塊根植物)の魅力は、なんといってもその姿、形。
「現地球(げんちきゅう)」と呼ばれる原産地から輸入された株は、その過酷な環境下で育てられただけあって、ワイルドで自然が作り出したオブジェのような特徴的な形をしているけれど、とにかく値段が高い。
その点、日本で種から育てられた「実生株」のコーデックス(塊根植物)は、値段も手頃だし、日本の環境にもある程度適合してるから育てやすい。
ただ、人間で言ったらまだ立つこともできない赤ん坊だったり、保育園に入りたての子供くらい小さかったりもするので、オブジェのような容姿は望めないけど、どんな風に大きく育ってくれるのか、という楽しみがあるのも事実。
コーデックスを買い始めるなら実生がおすすめ。「ユーフォルビア・ブプレウリフォリア(鉄甲丸)」
外山刃物の植木鋏
いい道具(ツール)に出会って使うというのは、それが仕事でも趣味の領域であったとしても、それを上達させてくれる最良の近道だと、僕は思っています。
江戸時代の文久年間の創業以来、金物の町として知られる新潟県の三条市で園芸鋏を製造し続けている外山刃物の「秀久 大久保植木屋鋏」もそんなひとつ。。
この鋏を手に入れたおかげで、鉢物植物の手入れの幅がさらに広がりました。
植物関連の本
実際に育ててみることがその植物を知る最良の方法ですが、知識や情報を得ておくことも大切だと思います。
ウェブ上でもたくさんの良質な知識や情報を得ることはできるけど、より深く知ろうとするなら、ひとつのジャンルやテーマに特化した書籍を買い集めておくことをおすすめします。
植物の種類を体系的に知ったり、育て方や管理法を理解しておいたり、植物に関わる仕事をしている人たちの植物との携わり方などを知っておくと、グリーンライフを楽しむ方法がさらに広がります。
好みのインドアグリーンが必ず見つかるガイドブック。「SOLSO FARM BOOK インドアグリーン」
世界のグリーンラバーたちのクリエイティブなアウトプット術『植物と仕事をする プランツ・アンド・ワークス』
LIBBEYのケミストリーバー フラスコ
あるモノを本来とは違う使い方をしてみる。
それもモノを楽しむ方法のひとつなんじゃないかなと思います。
1818年に創業したアメリカのガラス/テーブルウェア・メーカー、LIBBEY(リビー)。
肉厚で重厚感のあるクラシックなスタイルの業務用定番マグカップやお皿、安価で飽きのこないデザインの多いグラスなどが有名ですが、そのLIBBEY(リビー)から出ているカクテル用のフラスコ「ケミストリーバー」をフラワーベースとして使い始めました。
植木鉢同様、フラワーベースもいくつかストックしておきたいアイテムなので、今年はいろいろ探してみたいと思っています。
藤原ヒロシ「MUSIC 100 + 20」
新譜もチェックしますが、今の僕の音楽の聴き方は、新しいとか古いとか時代に関係なくその時々の気分にフィットしたサウンドをチョイスする、そんな聴き方をしています。
それがプレイリストや時々作ってるミックスにも反映されている訳ですが、記憶の奥底に埋もれてつい忘れてしまっている、いい曲があったりするのも事実。
そういう意味でも、良質な音楽を紹介してくれてるディスクガイド的な本は、とても便利なアイテム。
藤原ヒロシ氏の「MUSIC 100 + 20」というこの本、懐かしいというよりもいまなお新鮮に聴き続けられる、いい音楽がたくさん紹介されています。
いつまでも新鮮に聴き続けられる120枚のスタンダード。藤原ヒロシ「MUSIC 100 + 20」
シェラデザインズのサコッシュ
手ぶらで出かけるのが好きだった僕が、サコッシュの便利さに遅ればせながら初めて気づいたのが、90年代に約5年ほど使用されていたレインボーロゴを復刻させたシェラデザインズのサコッシュのおかげ。
A5サイズで、大きくもなく、小さすぎるということもない、ちょうどいいサイズ感。
最近は、買い物袋を有料にしているお店も増えてきているので、これにマイバッグを入れて出かけるのがルーティンです。
TOOLS 2019
2019年に発売されて嬉しかったのが、この本。
“衣食住を創造する道具(ツール)”をコンセプトに、流行や消費に流されない暮らしの価値観を提案したライフスタイルカタログ『Tools』の7年ぶりとなる第3弾『Tools 2019』。
日々の暮らしを楽しくしてくれたり潤いを与えてくれるモノのヒントが詰まってるアーカイブです。
まとめ
ということで、「2019年買ってよかったモノ10選」を紹介してみました。
こうして並べてみると、冒頭でも書いたように決して高価なものではないけれど、日々の暮らしを楽しくしてくれると同時にここからまた新たな発見や何かが生まれそうな、そんなアイテムたちのような気がします。
では。