秋になると「本の虫」が俄かに騒ぎ出す。
陽気な夏が終わってしまった寂しさがある反面、気候も穏やかで過ごしやすい秋は、夏とはまた違ったリラックスした時間の持てる季節。
そんなリラックスタイムに欠かせないのが、僕にとっては「本を読む」こと。
Contents
2018年秋に読みたい本
ということで、僕が2018年の秋に読みたい、買っておきたいと思っている本を備忘録も兼ねてまとめてみることにしました。
かなり個人的な趣味が反映したセレクションだけど、どれも面白そうな本なのでご参考までにどうぞ。
21世紀ブラジル音楽ガイド
プレイリストにもまとめて、今僕がもっともハマってる音楽がブラジル音楽。
ソウル、ファンク、ディスコ好きなら聴くべきメロウなブラジリアン・グルーヴ15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Brazilian Groove【プレイリスト】
ブラジル音楽の第一人者である音楽プロデューサー/選曲家の中原仁氏監修によるブラジル音楽のディスクガイドブック「21世紀ブラジル音楽ガイド」は、21世紀のブラジル・ポピュラー音楽にフォーカスした、ブラジル音楽の「今」が知れるディスクガイド。
今年買った「シティ・ソウル ディスクガイド」や「100年のジャズ」同様、気になる音楽のディスクガイドは持っておくと何かと便利。
村上春樹の100曲
処女作の頃からリアルタイムで読み続けている村上春樹作品。この人の作品には本当にたくさんの音楽が出てくる。
デビュー前からジャズ喫茶を経営しレコードコレクターとも知られ、今年8月には自らがディレクターとなり選曲/出演したラジオ番組「村上RADIO」まで放送された村上春樹氏の作品に登場する音楽から、ジャンルごとに20曲、合計100曲を選んで解説したのがこの本「村上春樹の100曲」。
この本を読んだら、 過去の村上春樹作品を読み返したくなりそう。
珈琲が呼ぶ
僕のとってライフスタイルの指南本とも言える著書「チープ・シック」の翻訳もされていて翻訳家としても知られる作家であり写真家の片岡義男氏が、コーヒーを主役に書き下ろしたエッセイ本「珈琲が呼ぶ」。
「珈琲が呼ぶ三軒茶屋」「珈琲が呼ぶクェンティン・タランティーノ」「珈琲が呼ぶ美空ひばり」など、一杯のコーヒーが呼ぶ意外な人物、映画、音楽、コミックス、場所が織りなす物語を44篇収録。
目次を見ただけでそそられる、つい読みたくなるような作品。
ブルーハワイ
馴染みの本屋(蔦屋家電二子玉川店だけど)で、なんとなく面白い本はないかと見て回ってた時に見つけた青山七恵氏の短編集「ブルーハワイ」。
恥ずかしながら、それまで青山七恵氏のことを知らなかったのだけど、芥川賞も受賞されてる作家さんなんですね。ハワイ好きとしては、タイトルと装丁のかわいらしさについ目が止まってしまった。
ブロガーのアーピンさんもブログで書いていたけど、レコードと同じように「小説のジャケ買い」も絶対あり。
トリニダード カリブの多文化社会
ブラジルも好きだけど、トリニダード・トバゴの音楽も大好き。
スチールパンにカリプソ、ソカ、素晴らしいな音楽の宝島。カリブ海の島ならジャマイカには行ったことあるけど、トリニダード・トバゴも行ってみたいと思ってる島のひとつ。
そんなトリニダード・トバゴの日本国大使館に専門調査員として勤務された鈴木美香氏によるトリニダード・トバゴ案内本である本作。日本では知られていないカリブ海の小国の有名なカーニバルやスティール・パンのことから政治、経済、宗教、文化、人々の暮らしまで、現地にいた人ならではのリアルな島社会の素顔を伝えてくれてる、とても貴重な一冊。
この椅子が一番
最近、書斎の椅子が長く使いすぎてるせいか座り心地が悪く長時間座ってるとお尻が痛くなるので買い換えたいなぁと思ってる時に見つけたアンド・プレミアムのこのツイート。
これ面白そうだな。
『この椅子が一番!』西川栄明 編著(誠文堂新光社) 選・文/READAN DEAT | & Premium (アンド プレミアム): https://t.co/DRX1xiYbyR
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年9月21日
家具デザイナー、建築家、インテリアショップ店長、家具メーカー商品開発担当者など、椅子に関わる専門家100人に「名作椅子ベスト20」「座りやすい椅子ベスト10・ワースト10」「仕事がバリバリはかどる椅子」「パスタを食べる時に座りやすい椅子」「5歳の子どもに座らせたい椅子」など、約40項目のアンケートを実施してその回答をもとに適したベストな椅子を紹介した本。
椅子に限ったことではないけど、長く、そして日々使うものの使い心地を事前に知っておくというのは、とても大切なこと。デザインの良さだけでなく、優れたインテリアとして知っておきたい部分をフォローしてくれる作品。
園芸家12ヶ月
いとうせいこう氏のエッセイ「ボタニカル・ライフ 植物生活」が原作で、NHKで放送されたドラマ「植物男子ベランダー」にその一節が触れられた、こよなく園芸を愛したチェコを代表する作家カレル・チャペックの著書「園芸家12ヶ月」。
園芸を愛する人間の1年をウィットに富んだ文体で綴った、園芸家のバイブルと言っても過言ではないこの本、俄か植物男子としては、押さえておきたい一冊。
リラックスした時間に読める7冊
ここで、紹介した7冊の本。
どれもかしこまった内容のものではないので、リラックスした時間にゆっくり楽しめるものだと思います。
さて、僕もどれから読もうか決めないと。