実生(みしょう)。
種から発芽して、生長した植物のこと。
塊根植物(コーデックス)の中でも、実生の株は比較的安く手に入るし、日本で生まれ育ったものなので環境にも適応していて育てやすいとされています。
先日、ふらっと立ち寄った鷺沼にあるグリーンショップ「Flower Village」で、ちょうどコーデックス・フェアをやっていたので、実生の塊根植物(コーデックス)をひとつ購入しました。
今日の収穫。#plants #pachypodium #caudex pic.twitter.com/huqt111ZaH
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) September 2, 2019
ということで、今月の「Plant Of The Month〜今月の植物」は、「パキポディウム・デンシフローラム」を紹介したいと思います。
パキポディウム・デンシフローラム
パキポディウムの代表的品種のひとつでもある「パキポディウム・デンシフローラム」。
「シバ女王の玉櫛」というなんとも大げさな和名が付けられていますが、「デンシフローラム」とはラテン語の”Dense”(密集した、濃い)と”Florum”(花)の合成語で「密集した花」という意味があり、3〜5月頃に黄色い花を咲かせてくれます。
僕が購入したのは、おそらく発芽から2〜3年くらい経った株だと思うのでまだ小さく株自体も太くなっていませんが、全体的に棘のある銀色がかった表皮の質感と日差しを求めるように上へとカーブを描く肉厚な緑の葉が、美しいフォルムを作り出してくれてます。
植物名 | パキポディウム・デンシフローラム |
学名 | Pachypodium Densiflorum |
和名 | シバ女王の玉櫛 |
科名 | キョウチクトウ科 |
属名 | パキポディウム属 |
原産地 | マダガスカル中央部 |
パキポディウム・デンシフローラムの育て方
もっとも大切なのは、日光によく当ててあげること。日照不足は、むだに枝が伸びてしまう=徒長の原因となります。
もうひとつは、風通しの良い場所に置いてあげること。風通しが悪いとカイガラムシが発生することもあるし、硬く引き締まった株に育たないので。
場所 | 一年を通して直射日光のよく当たる場所に管理。最低気温が10〜15℃を下回るようになる頃に室内の日当たりいい場所へ移動。 |
水やり | 成長期の夏は、表土が乾いて数日経ってから水をたっぷり与える。涼しくなってきたら徐々に回数と量を減らし、葉が落ち出した頃から春まで完全に断水する。 |
用土 | 水はけのよいものを使用。ブレンドするなら、目安としては赤玉土小粒3、鹿沼土小粒3、軽石小粒2、腐葉土2あたりが目安。多肉植物・サボテン用の土でも可。 |
肥料 | 夏の生育期に、薄めた液肥を与える程度。 |
どんな鉢に植え替えようか。
先月、紹介した「アデニウム・アラビカム」は、元々購入しておいた鉢(ポット)に植え替えをしましたが、この「パキポディウム・デンシフローラム」はひとまず買ったときのプラ鉢のままで育てています。
さて、どんな鉢(ポット)に植え替えしてあようか。
お似合いの鉢(ポット)を見つけて、ブログでまた紹介したいと思います。