ストリートで歌好きな仲間が集まれば、そこには自然とメロディー、そしてハーモニーが生まれる。
古くはゴスペル、ドゥーワップ、、、ブラックミュージックの歴史。
Soul Brotherの音楽。
Contents
- 70年代男性ソウルグループのとろけるように甘く、メロウな15曲
- 曲解説
- 1. The Wispers / Olivia (Lost and Turned Out)
- 2. The Contollers / Peolple Want Music
- 3. Natural Four / You Bring Out The Best In Me
- 4. The Chi-Lites / You Got Be The One
- 5. GQ / I Do Love You
- 6. Blue Magic / Chasing Rainbows
- 7. The Intruders / Save The Children
- 8. The Manhattans / Reasons
- 9. The Spinners / I’ll Be Around
- 10. Smokey Robinson & The Miracles / I Can’t Stand to See You Cry
- 11. Enchantment / It’s You That I Need
- 12. Black Ivory / Don’t Turn Around
- 13. The Ebonys / It’s Forever
- 14. Harold Melvin & The Blue Notes / If You Don’t Know Me By Now
- 15. The Escorts / I’ll Be Sweeter Tomorrow
- BITTER SWEET & MELLOW : Soul Brother
70年代男性ソウルグループのとろけるように甘く、メロウな15曲
「タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、マンスリーでお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。
今月は、70年代のソウルミュージックの中から男性ソウルグループによる甘くてメロウな曲をセレクトしてみることにしました。
男性ソウルグループの魅力は、その重なり合うヴォーカルの美しさ。それに70年代のメロウ・サウンドが組み合わされば、そこにはなんとも言えない心地よい音世界が生まれる。
ということで、今回はビター・スウィートというより、とろけるように甘い15曲。「BITTER SWEET & MELLOW : Soul Brother」。
曲解説
では、簡単に曲ごとに解説を。
1. The Wispers / Olivia (Lost and Turned Out)
60年代に、ロサンゼルスで結成されたグループ、ウィスパーズ。
【今日の一枚】ウィスパーズの78年と79年に出た2枚のアルバムがカップリングになった作品。それぞれ「(Olivia) Lost and Turned Out」「Homemade Lovin’」という大好きな曲が入ってるんだけどラヴァーズロック聴いてたらスウィートなソウルグループ物も聴きたくなってきた。https://t.co/XXMNUVLkku
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年12月26日
80年代に入ってディスコ・ヒットを飛ばして、一躍人気グループとなる彼らのこの2枚の作品には心地よいミディアム〜スロウな曲が収録されてるので、オススメ。
2. The Contollers / Peolple Want Music
ゆったりとした美しいイントロから一変してグルーヴィーなディスコサウンドに展開するご機嫌なナンバー。
【今日の一枚】アラバマ出身の4人組ヴォーカルグループ、コントローラーズが77年にリリースしたデビューアルバム。メロウ&スロウな曲もいいけど、1曲目に収録されてるディスコダンサー「People Want Music」がソウルフルでやっぱり最高。 https://t.co/Syvo5rd2gW
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月17日
「人々は音楽を欲しがってるんだぜ」とソウルフルに歌い上げるリード&コーラス。音楽が必要とされてた時代のリアリティを感じる1曲。
3. Natural Four / You Bring Out The Best In Me
ドラムのフィルから、いきなりメンバー4人のコーラスで始まる軽快な1曲。
【今日の一枚】カーティス・メイフィールドのレーベル、Curtomから74年にリリースされたナチュラル・フォーのセカンドアルバム。メインでプロデュースしてるのがメロウグルーヴの才人、リロイ・ハトソンだから内容の良さはもう間違いない、極上メロウソウル作。https://t.co/r2E7bgbOXF
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年12月28日
メロディー、コーラスワークとともにリロイ・ハトソンが絡んだ流麗なサウンドも最高。
4. The Chi-Lites / You Got Be The One
シカゴを代表するソウルグループ、チャイライツ。
【今日の一枚】スウィートソウルと言えば、忘れてはいけないのがレペゼン・シカゴ、チャイライツ。ホントどのアルバムを選んだらいいか分からないくらいご機嫌なアルバムが多いんだけど、今選ぶとしたらこれだな。タイトル曲の「Toby」から2曲目に続く流れでもう既に虜。https://t.co/JQytUPRLZK
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月14日
リズミカルなパーカッションとグルーヴィーなベースライン、そして流れるようなストリングスが心地よすぎるバックトラックに絡む極上なファルセットヴォーカル&コーラス。最高としか言いようのないメロウな1曲。
5. GQ / I Do Love You
カヴァー曲が、どんなコーラスワークで歌われるのかというのもソウルグループの楽しみ方のひとつ。
【今日の一枚】ブロンクス出身のソウルグループ、GQの79年にリリースされたデビュー作。デ・ラ・ソウル「Me, Myself And I」のネタとしても知られるアッパーなタイトル曲からビリー・スチュアートの名曲『I Do Love You」のカヴァーまで、心地いい曲がぎっしり詰まった一枚。https://t.co/vK4XNz1XNA
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月10日
ビリー・スチュアートの名曲「I Do Love You」をカヴァーしたGQのこの曲も爽やかなコーラスを堪能できるグルーヴィーな1曲。
6. Blue Magic / Chasing Rainbows
フィラデルフィア発の5人組ヴォーカルグループ、ブルー・マジック。
【今日の一枚】70年代スウィートソウルの代表格的なグループ、ブルーマジックのサードアルバム。ジャケットは怪しげだけど、中身はこれぞフィリーソウルと言えるSo Sweetな名盤。https://t.co/hQXq8UoVp4
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年12月30日
75年にリリースされたこのアルバム。どの曲も素晴らしいんだけど、中でも5人の美しいハーモニーが冴え渡る「Chasing Rainbows」のメロウ度の高さと言ったら半端ない。
7. The Intruders / Save The Children
60年代前半から活動するフィリーソウルの大御所グループ、イントルーダーズ。
【今日の一枚】イントルーダーズもフィリーソウル・レジェンドとして忘れてはいけないグループ。73年リリースの『Save The Children』を推したいところだけどApple Musicになかったので、ひとまずこのベスト盤を。ちゃんとギル・スコット・ヘロンのカヴァーも入ってるしね。https://t.co/fMIiVXQAeh
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月9日
ギル・スコット・ヘロンの71年作「Save The Children」をオリジナルのフォーキーな雰囲気を残しつつ、よりメロウなサウンドでカヴァー。
8. The Manhattans / Reasons
これもカヴァー曲。
【今日の一枚】ニュージャージー出身のソウルグループ、マンハッタンズの75年作。彼らの代表曲「Kiss and Say Goodbye」収録のフィリー&NYで録音されたスウィートソウルの名盤。https://t.co/uyLJu1kZSb
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年12月31日
グループ名を冠したアルバムに収録されているアース・ウィンド&ファイアーの名曲「Reasons」のソウルフルなカヴァー。
9. The Spinners / I’ll Be Around
正にソウル・クラシックな1曲。
【今日の一枚】ラヴァーズロック流れからのスウィートソウル聴き直し。デトロイト出身フィリーソウルの代表的グループ、スピナーズの曲もいろんなアーティストにカヴァーされてる。『フィラデルフィアより愛をこめて』なんて洒落た邦題がついてるこのアルバムもホント名盤。https://t.co/fMCHTKT7QC
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月3日
名曲の多いスピナーズの中でも、とりわけ人気の高い1曲がこの「I’ll Be There」。
10. Smokey Robinson & The Miracles / I Can’t Stand to See You Cry
ツイートでは、60年代の代表作を取り上げたけど、今回のプレイリストのテーマに合わせて、スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズも70年代の作品を。
【今日の一枚】 スモーキー・ロビンソンってブラックミュージックはもとよりポップス史上でも希代のシンガー/ソングライターだと思う。ソロや他のアーティストに提供した曲も勿論だけど、ミラクルズ時代のドリーミーさといったら。間違いなくタイムレス。最高。https://t.co/ykP8oVgxcG
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月5日
スティーヴィー・ワンダーもプロデューサーに参加してる72年作『Flying High Together』の1曲目に収録されているこの曲。スモーキー・ロビンソンのファルセット・ヴォイスが冴え渡るメロウ・チューン。
11. Enchantment / It’s You That I Need
美しいコーラスが絡み合いながら、徐々にエモーショナルに展開していくスロウバラードもソウルグループにとって、欠かせない魅力のひとつ。
【今日の一枚】ドラムとパーカッションだけのイントロなのに、 つい引き込まれてしまうスウィートソウルの名曲「It’s You That I Need」。デトロイト出身のソウルグループ、エンチャントメントの代表曲と言えるこのヒット曲を含む78年にリリースされたセカンドアルバム。https://t.co/JXRmWzNSky
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月8日
哀愁感漂うエンチャントメントの「It’s You That I Need」なんか、正にそんな1曲。
12. Black Ivory / Don’t Turn Around
ニューヨーク出身のヴォーカル・グループ、ブラック・アイヴォリー。
【今日の一枚】R&Bヴォーカルトリオ、ブラック・アイヴォリーの72年作。レイクォン、Q・ティップ、マッドリブなんかにもサンプリングされてるけど、やぱりスロウ&メロウな「Don’t Turn Around」が最高。ジャケットは3人の写真が使われてるオリジナルの方が好きだな。https://t.co/LGEdbQtYPC
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月12日
72年にリリースされたデビュー作のタイトル・チューンであるこの曲。甘茶ソウルの代表的な1曲と言っていいスウィートな作品。
13. The Ebonys / It’s Forever
ニュージャージー州カムデンで結成されたソウル・グループ、エボニーズ。
【今日の一枚】70年代のソウルグループには珍しい女性メンバーがいる4人組
、エボニーズの73年にリリースされたデビュー作。フィリーソウルの名曲を数多く手掛けてるギャンブル&ハフのプロデュースというお墨付きも頷けるスウィートソウル好きには堪らない内容。https://t.co/BeipvZvTRF— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月13日
ドリーミーなサウンドに、情熱的なバリトン、ファルセットのスウィートなコーラスが絡み合う、これも甘茶ソウルの名曲。
14. Harold Melvin & The Blue Notes / If You Don’t Know Me By Now
イギリスのブルーアイド・ソウル・グループ、シンプリー・レッドによるカヴァー・ヴァージョンも有名なこの曲。
【今日の一枚】フィラデルフィア・インターナショナルに数多くの名作を残したハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツの記念すべき1stアルバム。メロメロになるほどのメロウソウルが展開される名盤。https://t.co/jVyAzofihR
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月7日
フィリーソウル不滅の名曲「If You Don’t Know Me By Now」のオリジナル・ヴァージョンが、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルーノーツのこのアルバムに収録されてるわけで、文句のつけようのない素晴らしい作品。
15. The Escorts / I’ll Be Sweeter Tomorrow
ニュージャージーの名プロデューサー、ジョージ・カーに見出されたヴォーカルグループ、エスコーツ。
【今日の一枚】メンバー全員が囚人でニュージャージーの刑務所内でレコーディングされたというエスコーツの73年リリースのアルバム。カヴァー曲多めで、とにかく甘い。囚人グループと思えない美しいコーラス。これぞスウィートソウルとい感じの一枚。https://t.co/7W2ENvEWCd
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月15日
ソウルフルで、スィートで、ドリーミー。これもまた名盤と言える一枚。
BITTER SWEET & MELLOW : Soul Brother
ということで、今回は70年代のソウルミュージックの中から男性ソウルグループによる甘く、メロウな曲をセレクトしてみました。
そして今回も、Apple Musicに加入してない方々のためにYoutubeのミックスリストを作ってみたので、そちらでもよかったらチェックしてみてください。