Burgon & Ballのプラントラベルを付けて、2品種のオリーブの木をお揃いのナーセリーポットで育てる。

Burgon & Ballのプラントラベルを付けて、2品種のオリーブの木をお揃いのナーセリーポットで育てる。

2018年12月23日

2ヶ月ほど前に1本のオリーブの苗木を、月に何度か通う二子玉川にある大型園芸店「プロトリーフ」で購入しました。

マンション住まいなので庭があるわけではないけれど、自宅のベランダに植物をもっと増やしていって自分が漠然とイメージしている「緑あふれるベランダ」のシンボルツリーのような木に育ってくれたらいいなと思って手に入れたのがこのオリーブ。育てていって観賞用として大きくしていくのも楽しいけど、花も咲かせたいし、できることなら実を成らせて収穫もしてみたい。

ただオリーブというのは、自分の花粉で受粉して実を成らせる(自家結実性という)ことができないものが多いので、実を楽しむためには違う品種のものをもう1本近くで育てる必要があるんです。

ということで購入したのが、もう1本のオリーブの苗木

こうして我が家に揃った2本のオリーブの苗木

自分で水挿しをしたりして増やすことはあっても、普段は同じ植物を2つ買ったりすることは滅多にないのですが、オリーブに関してはちょっと別物。何しろ実を実を成らせ たい という目標があるもので。

せっかく2本のオリーブの苗木があるのだから、2本あるなりの楽しい育て方をしたいなぁなんて考えて思いついたのが、敢えてお揃いの鉢に植え替えして、それぞれの品種が分かるようにプラントラベルを付けてあげること。

ということで用意したのが、バーゴン&ボールのプラントラベル「10 Copper Plant Labels」BAMAPLASTのナーセリーポット

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オリーブ ルッカ

オリーブ(学名: Olea europaea)は、モクセイ科オリーブ属の常緑高木。一年中緑の葉が茂り、その愛らしい光沢のある葉と樹形の美しさ、そして耐久性もあって育てやすいというのが、シンボルツリーとしても人気の理由。

原産地は地中海、西アジア、北アフリカで、その品種は1200〜1300以上。日本には安土・桃山時代に宣教師が持ち込んだと言われていて、小豆島が栽培に成功して初めて果実を収穫できた場所とされてる。

僕が最初に購入したオリーブは、「ルッカ」というイタリアが原産地の園芸店でも苗木がよく売られている品種。

枝が横に広がる開帳型と言われる育ち方をし、葉は卵型に近い巾広の葉型なのが特徴。

果実は小ぶりで、オイル含量(含油率約25%と言われてる)がとても高くオリーブオイルを作るのに適してる。

BAMAPLASTのナーセリーポット

ナーセリー(Nursery)とは、園芸用語で言うところの花や草木の苗を育てて販売する育苗所・農園のことで、そのナーセリーで大量の植物を生産するのに使われている業務用の鉢(ポット)がナーセリーポット

ナーセリーポットの特徴は、いたってシンプルなデザインで価格が安いところ。

僕がオリーブの植え替えのために用意したのは、BAMAPLASTというイタリアのメーカーのナーセリーポット

SOLSO FARMで売っているのを見つけて、その無骨な質感が気に入って購入したもの。日本製でもいろいろなタイプのナーセリーポットはあるけど、ここまでいい意味でラフな作りをしているものってなかなかないんです。

素材には、エコな再生ポリエチレンを使用。

直径23センチ、高さ15センチのもので、500円ととても安価。

オリーブ ミッション

オリーブの実には大きく分けて2種類あって、ひとつはオリーブオイルの原料として使われるオイル含有量の多いもの、そしてもうひとつは塩漬けにしたりオイル漬けにしたりして食用に使われる「テーブルオリーブス」と呼ばれるもの。

ルッカ」がオリーブオイルに適している品種なので、もうひとつは「テーブルオリーブス」が欲しいと思って購入したのが「ミッション」という品種。

アメリカのカリフォルニア州で発見された、スペイン系品種で、樹形は直立型、葉はやや銀葉系で先端が尖った形をしているのが特徴とされてる。

この「ミッション」もBAMAPLASTナーセリーポットに植え替えしてあげました。

Burgon & Ballの「10 Copper Plants Labels」

そして、2本のオリーブのためにBAMAPLATのナーセリーポットとともに用意したのが、剪定バサミも使ってるバーゴン&ボールのプラントラベル(園芸ラベル)「10 Copper Plant Labels」。

園芸ラベルとは、植物の名前、苗の管理の記録などに使われるラベルのこと。

プランターや鉢の土に挿して使うタイプが一般的だけど、バーゴン&ボールの「10 Copper Plant Labels」は、植物の枝に吊り下げるタイプ。

素材は、銅で10枚のラベルとそれを吊るすためのワイヤーがセットになってる。

ボールペンや先の尖ったもので、刻むように文字を書き入れます。

写真だとちょっと分かりにくいけど、それぞれのオリーブの品種名と手に入れた日付を忘れないために刻んでおきました。

オリーブの樹形にも拘りたい

これから長い付き合いになると思う2本のオリーブの木、実はその樹形にも少し拘れたらと思っています。

というのもオリーブは「自分好みの樹形にできる木」と言われているんです。

実が成るのはまだまだ先のことだけど、近々樹形づくりの処理もして気長に楽しく育てていきたいと思います。

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。