今の時代、日本製でも外国製でもデザインがそこそこよくて機能性とかにも優れてる「デイリー・ユースのモノ=日用品」というのはたくさんあるわけで。
その中から人それぞれ自分の嗜好に合ったものをチョイスしてると思うんだけど、そこにはまた人それぞれの「モノ選びの判断基準」みたいなものがあるんじゃないかな。
例えば、それが僕なら「アメリカっぽさを感じるモノ」というのがその基準のひとつだったりする。
10代の頃に雑誌POPEYE(ポパイ)に出会ってアメリカン・カルチャーやアメリカン・カジュアルの洗礼をどっぷり受けた身としては、ファッションにしても日用品とかのモノ選びにしても、ちょっと無骨でシンプルだけど合理的だったり機能的だったりするアメリカものの魅力というのが体に行き渡る養分のように、僕のモノ選びの嗜好の中に染み付いてる。
そんなことを再認識させてくれたのが、先日購入した「アメリカン雑貨図鑑」というムック。
Contents
アメリカン雑貨図鑑 DAILY U.S.A.
「アメリカン雑貨図鑑」は、エイ出版が発行しているこだわりのある暮らしを追求するライフスタイルマガジン「Lightning(ライトニング)」の別冊シリーズの189冊目のムック。
その中身は、「アメリカっぽさを感じる」日用品を図鑑形式にまとめたもの。
カテゴリーをウェア&アクセサリー、ガレージ、ツール、ストレージ、アウトドア、グッズ、ヘルス、キッチン、フードに分け、アメリカ製だけでなくアメリカっぽさを感じる日本製の日用品なども取り上げてて、更にアメリカンな雑貨や日用品が充実したショップも巻末に紹介してくれてる、かなり便利な一冊。
パッケージを含めたデザインの魅力
「言ってみればパッケージ含めたデザインの魅力。レコードのジャケ買いと一緒です…」
このムックの人物紹介的コラム・ページ「DAILY U.S.A. LOVERS」に登場する鎌倉で造園業と園芸雑貨を販売しているお店「鎌倉ロコマート&ガーデン」を運営されてる小倉久登氏の言葉。
もの自体の良さもそうなんだけど、パッケージのデザインとか、細かい部分だけど成分の表記とか、特別に洒落たことをしているわけでなくフォントの太さの強弱をつけたりしてるだけだったりするのに、それでいてカッコいい。そんな”いい面“をしたアメリカ物には本当多い。
DAILY STANDARDで紹介したアイテムたち
というわけで、このブログ「DAILY STANDARD」で取り上げてるものの中にもアメリカっぽいデザインのモノが頻繁に登場するのだけど、その中から「アメリカン雑貨図鑑」に掲載されているアイテムをまとめという形で紹介してみよう。
CAMBROのカムトレー
その日に使う1本のペンとiPhone Xを机の上に置く定位置として使っているカリフォルニアのテーブルウェア・厨房機器老舗メーカー。CAMBROのカムトレー。
イームズチェアなどにも使われてるFRP(グラスファイバーが入った繊維強化プラスチック)製のヴィンテージな風合いがお気に入り。
THREE POTATO FOURのキータグ
ペンシルバニア州に拠点を置くThree Potato Fourというブランドのキータグ。
アメリカの古いホテルやモーテルで使われていたキータグをモチーフにした、古き良きものに対するオマージュのような潔さを感じるデザインが好き。
[MY] Standard Tools #005 : ロードムーヴィーに出てくるようなキーホルダー
SANDERSのクリップボード
1947年創業のアメリカの公用機関御用達のステーショナリーブランド、SAUNDERSのクリップボード。
「アメリカン雑貨図鑑」の中で紹介されているのは、収納スペースのあるプラスチック製の「SLIM MATE」というタイプだけど、他にもシンプルなアルミ製のものなど多彩なラインナップが揃っていて、僕が使っているのは100%再生(もしくはリサイクル)された材料を使用したハードボード・タイプのもの。
シャチハタのX-STAMPER
オーダーメイドでオリジナルのスタンプも作れるスタンプ台不要の浸透印として知られるシャチハタの「Xスタンパー」のアメリカ版。
素朴だけど、味のある印字がかわいいツール。僕は海外に行った時に購入したのだけど、日本でもインポート雑貨店などで購入可能。アメリカに旅行に行った時のお土産とかにもあり。
VASELINE
1870年にアメリカで誕生して以来、世界90カ国以上で愛用され続けているスキンケアブランド、ヴァセリンの基幹商品でもある万能型保湿クリーム「ピュアスキンジェリー」。
万能型なので、顔だけでなく全身に使えるのがとにかく便利。
HINT MINTのクラシックラベル
ちょっとリフレッシュしたい時の必需品として、出かける時にいつもバッグに入れて持ち歩いてるミントタブレット。
パッケージ・デザインもかわいいものが多いので、いろんな種類のものを持ってるけど、ロサンゼルスのミントブランド、HINT MINTのシグネチャーコレクション「The Classics(クラシックラベル)」もそのひとつ。
やっぱりアメリカ顔した日用品が好き
アメリカっぽものの魅力って、一言で言ったら「洗練されすぎてないカッコよさ」。
過度にデザインもされてなくて、無骨なんだけど愛着を感じるバランスをしているというか。ちょっと雑なところもあるんだけど、それも味みたいに感じられちゃう。
もちろん僕自身、日本製のものも大好きだし、いいと思うものは生産国とか関係なく使っているのだけど、、、
やっぱりアメリカ顔した日用品は、好きだなぁ。