夏の夕暮れ、チルしたい時に聴きたくなるメロウな15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Chillin’ Sunset【プレイリスト】

夏の暑い日の夕暮れ。

ギラギラと輝いていた太陽が西に傾き、空を夕日が赤く染め、昼間の蒸し返すような熱気も和らいで、風も涼しく感じられるこの時間。

最高のチルアウト・タイム。

一日の疲れを癒してくれる心地いいひとときのBGM。

Chillin’ Sunset…




夏の夕暮れ、チルしたい時に聴きたくなるメロウな15曲

タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、マンスリーでお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。

今月は、「Chillin’ Sunset」と題して、夏の夕暮れ時に聴きたくなるメロウなチルアウト・チューン15曲をセレクトしてみました。

70年代のジャズ、ジャズファンク、ロック、レゲエから90年代の和モノ、2010年代のヒップホップまで、手前味噌だけどなかなかに心地よい選曲ができました。

曲解説

では、簡単に各曲を解説。

1. SoulChef / Blazilian Summer

「今日は暑いぜ!」なんてサンプリングの声ネタから始まるソウルシェフのギターとホーンのループが気持ちいいインスト・トラック「Brazilian Summer」。

ツイートで「ニュージャージーの〜」と書いてしまったけど、ニュージーランドの謝りでした。Lord Echoといい、このSoulChefといい、ニュージーランドの音楽シーンもあなどれなさそう。

2. Ronnie Foster / Summer Song

ジャズ・オルガン奏者、ロニー・フォスターの1972年にリリースされた初リーダー作『Two-Headed Freap』。

ア・トライブ・コールド・クエストの「Electric Relaxation」にサンプリングされた「Mystic Blue」も素晴らしいけど、ここは「Summer Song」をチョイス。クールな中に熱い演奏が繰り広げられるジャズ・ファンク。

3. Quincy Jones / Summer In The City

ツイッターて一時盛り上がったハッシュタグ「#夏に聴きたい9枚」。

その中から、今回のプレイリストには敢えて1枚だけ選ぼうと思い、セレクトしたのがクインシー・ジョーンズのアルバム『You’ve Got It Bad Girl』からの「Summer In The City」。都会の夏の気怠い午後といった感じの1曲。

4. Susan Cadogan / Nice ‘n’ Easy

ジャマイカの伝説的な音楽プロデューサー、リー”スクラッチ”ペリーがプロデュースした数多くある名盤レゲエ・アルバムのひとつ、女性シンガー、スーザン・カドガンの『Hurt So Good

レゲエにはカヴァー曲が多いのは知られてるけど、オリジナルだと思えてしまうような秀逸な作品がたくさんあって、この「Nice ‘n’ Easy」もそんな作品。ぜひミラクルズの「Do It Baby」と聴き比べてみてください。

5. Young Gun Silver Fox / Distance Between Us

UKの5人組ソウル・バンド、ママズ・ガンのメンバー、アンディ・プラッツと、トミー・ゲレロエイミー・ワインハウスなどを手がけるプロデューサー/マルチ・ミュージシャンのショーン・リーのプロジェクト、ヤング・ガン・シルヴァー・フォックス

彼らのファーストアルバム『West End Coast』からチョイスした「Distance Between Us」。70年代に活躍したロックバンド、プレイヤーの大ヒット曲「Baby Come Back」を彷彿させるメロウなロック・ナンバー。

6. Starbuck / A Fool In Line


ブログ記事「ストリーミング時代の有益ツール。時代にフィットした心地いい音楽に出会えるディスクガイド「シティ・ソウル ディスクガイド」」で紹介した本「シティ・ソウル ディスクガイド」を買わなかったら出会わなかった作品かも。

ディスクガイドでも「フュージョン味メロウ・グルーヴの超名曲」と紹介されてる「A Fool In Line」。小気味いいギターのリフと間奏に出てくるマリンバ使いが心地よすぎる、嘘偽りなしの超名曲。

7. The Blackbyrds / Summer Love

ハワード大学の教授を務めていたジャズ・トランペット奏者、ドナルド・バードの教え子たちが結成したジャズファンク・バンド、ブラックバーズ

レアグルーヴの名盤としても知られる彼らのファーストアルバムに収録されている「Summer Love」。クラリネットの緩やかなメロディーが気持ちいいスロウ・チューン。

8. Buster Williams / Vibrations

ジャズ・ベーシスト、バスター・ウィリアムスが1976年にリリースしたソロ作『Crystal Reflections』。ヴィブラフォン奏者のロイ・エアーズが全面的に参加したメロウ・ジャズの傑作で、この「Vibrations」は、ロイ・エアーズオリジナルを本人が参加しカヴァーされたもの。

オリジナルよりも更にチルアウト度数高めで、90年代にはBig Lの「Put It On」、ArtifactsWhat Goes On?」などの曲に使われたヒップホップのサンプリング・ネタとしても有名。

9. Chic / Sao Paulo

ギターのナイル・ロジャースとベースのバーナード・エドワーズを中心とするスーパー・ファンク・ディスコ・ユニット、シックの1977年にリリースされたファーストアルバムに収録されてるインスト曲。

ナイル・ロジャースバーナード・エドワーズの創り出してきたサウンドには、常にエレガントで洗練された空気が漂っている。まさにグループ名通りの”シック”な音世界。

10. Richard Stepp / When We Meet Again

これも6曲目のスターバック同様、「シティ・ソウル ディスクガイド」で初めて知った曲。

ミディアム・テンポの心地いいグルーヴにゆったりしたメロディーと爽やかなストリングス・アレンジが耳を惹く極上サマー・チューン。

11. Pat Van Dyke / Lotus

ジャケットにひきつけられて出会ったニュージャージーのドラマーでありマルチ・プレイヤー、パット・ヴァン・ダイクのアルバム『Hello Summer』。

ニューアルバム『Hello Summer』の先行曲として、公開されたのが「Lotus」というレゲエ・アレンジのこの曲。

ニューアルバムは、6月22日(金)にリリースされて全曲視聴が可能に。

本当にこのアルバム本当に良い。ドラマーなだけに多彩なリズムに、エレピやウーリッツァー、ホーンなどのヴォンテージでメロウなサウンドが気持ちよく融和してる。この夏のおすすめアルバム。

12. King Tubby / Heavy Duty Dub

世田谷の宮の阪にあるトロピカルな大衆食堂「バレアリック飲食店」に行ったとき、お店に入りしばらくしてBGMで聴こえてきたのが、ジャマイカのダブ・ミュージックのオリジネイターのひとり、キング・タビーの曲。

この曲は、Moodiscレーベルのハウスバンド、Mudie’s All Starsの「Lorna’s Dance」という曲のダブ・ヴァージョン。元にあったホーンを排除して、ディレイ処理されたエレピが漂うように鳴り響くアンビエントなサウンドは、究極のチルアウト・ミュージック。

13. Kool & The Gang / Summer Madness

夏の定番チューンと言えば、やはりこの曲。DJ・ジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスの「Summertime」のサンプリングネタとしても有名なクール&ザ・ギャングの「Summer Madness」。

イントロの揺らぎのあるエレピの気持ちよさ、そしてそこにジャジーなギター、浮遊するアナログ・シンセが加わり心地よさは倍増。これぞサマー・メロウ・チューンと言える1曲。

14. Hiroshi II Hiroshi / H2O

藤原ヒロシ氏の作品にはメロウな曲が多いのだけれど、その中でも東京 NO.1 SOUL SET川辺ヒロシ氏とのユニット、HIROSHI II HIROSHI名義でリリースしたこのEPは外せない傑作のひとつ。

ジャケットも素晴らしい。

実はこの曲。とあるジャマイカのアーティストの曲をサンプリング、というかほぼ丸々使っているというかなり大胆な作品。それに気づいたのは自分がそのサンプリングネタである曲の7インチを持ってたからなのだけれど、この大胆な使い方が90年代の息吹みたいなのを感じるし、曲選びのセンスは流石としか言いようがない。ここでは誰の曲か公表しないので、気になる方は探してみてください。

13. Lonnie Liston Smith / Sunset

ジャズ・キーボード奏者、ロニー・リストン・スミスが自身のバンド、THE COSMIC ECHOESを率いて1976年にリリースしたアルバム『Visions Of A New World』。

南の島を感じさせるラウンジンでメロウな極上チルアウト・ミュージック。

BITTER SWEET & MELLOW : Chillin’ Sunset

ビールでも飲みながら夏の夕暮れ時に聴いてもらえたら嬉しいな。

来月もまた「タイムレスで、心地よいメロウな曲」を紹介したいと思います。

ではまた。