喧騒を抜けたら、そこはもうひとつの渋谷。「奥渋谷」ストアフロント・フォトとニュージーランドからやってきた「COFFEE SUPREME」

喧騒を抜けたら、そこはもうひとつの渋谷。「奥渋谷」ストアフロント・フォトとニュージーランドからやってきた「COFFEE SUPREME」

2017年10月9日

どうやら僕は、古いものと新しいものが自然と馴染んで共存している場所が好きなようだ。

こんにちは、kennet64です。

以前このブログで「STOREFRONT(ストアフロント)を撮りに街へ出よう」という記事を書きました。お気に入りの写真集からアイデアを拝借して「Storefront(ストアフロント)=(街路に面した)店の正面、店頭、店先」の写真を三軒茶屋で撮影してみたのだけど、これが思いのほか楽しくて、いろいろな街でもやってみたくなってたんです。

街を散歩しながら、昔からあって当たり前の存在のように自然と佇んでいる気になるお店の店先を撮影していくだけなんだけど、思わぬ気づきもあったりして。

普段なら目的地に行くまで通り過ぎるだけの道を、ちょっとゆっくり歩いてみるだけでこれまで気づかなかったものや些細な発見があったりするんですよね。

ということで、今回は渋谷の「奥渋谷」と呼ばれる場所を散策してみました。




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下町風情の残るもうひとつの渋谷、「奥渋谷」

渋谷駅から109を右方向に進んで、東急百貨店本店も越えてそのまままっすぐ歩いた先にある神山通りの入り口、このあたりからが「奥渋谷」と呼ばれる場所。通りの左側に隣接する松濤は高級住宅地としてもよく知られてるけど、神山通りには、渋谷とは思えない下町風情が今なお残っています。

渋谷駅からだと10分ほど歩くので、人もまばらだし、道は広くないけど一方通行なので、車も気になるほど多くない。そして下町っぽい街並みの中に、ギャラリーやカフェ、レストラン、雑貨屋が昔からあるパン屋や魚屋などのお店と違和感なく同居しているのが、とても魅力的でもある。

僕が、そんな喧騒を抜けた先にあるもうひとつの渋谷、「奥渋谷」という言葉を知ったのは、このお店のウェブサイトだったと思います。

SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(略称SPBS)。「奥渋谷」のちょうど真ん中あたりにあるブックストア

ここは、スタッフの方が独自の視点でセレクトした書籍や雑誌、雑貨の品揃えのセンスがとても良くて、目当てがなかったとしても行けば必ず何かいいものに出会えるお気に入りのお店。おすすめです。

渋谷駅の喧噪を抜け、15分ほど歩いた住宅街にある、ガラス越しに編集部が見えるつくりの書店です。この書店「SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS(略称SPBS)」は、2008年1月に、文化的で好感度な方々が多くお住まい・お勤めの「奥渋谷」と呼ばれるエリアにオープンしました。

ウェブサイトの「書店について」のページで「奥渋谷」という言葉を見かけたのがきっかけ。

「奥渋谷」ストアフロント・フォト①

では、早速「奥渋谷」で撮影したストアフロント・フォトを公開していこうと思います。

まずは、パート1

この日は、天気も良く気持ちいい秋日和。

COFFEE SUPREMEでひと休み

ストアフロント・フォトを撮影していて街を散策しているときに、もうひとつ楽しみなのが気になるお店巡り。

ちょうど「奥渋谷」の折り返し地点に差し掛かる手前の小さな交差点の路地に入ったところに「COFFEE SUPREME TOKYO (コーヒー スープリーム 東京)」を発見。渋谷にオープンするとは知ってたけど、もうオープンしてたとは!

COFFEE SUPREME (コーヒースープリーム)」は、ニュージーランドを拠点とするコーヒーロースターカンパニーで、今回が日本初上陸。しかもオセアニア以外での出店ははじめてだそう。

2017年10月1日(日)にオープンしてたそうで、僕が行ったのは10月6日(金)。

お店は外壁がダークなトーンおレンガ作りで、店内は白と淡めのウッドを基調にまとめられたすっきりとしたデザイン。座席は少なくコーヒースタンドといった印象の店構えです。

ニュージーランドはエスプレッソのコーヒーが主流らしく、エスプレッソを中心としたメニュー。お店のスタッフの方に説明してもらって僕が気になったのは、「Long Black」と「Flat White」。

Long Black」は、ダブルショットのエスプレッソにお湯を注いで薄めたものでアメリカーノに近いもの。

Flat White」はラテなんだけど、エスプレッソの量が多めでコーヒーのテイストがよりはっきりしてるタイプで、ニュージーランドでもっともポピュラーな飲み方だとのこと。

普段は、もっぱらストレートなコーヒーを好んで飲むんですが、歩いてきてなんとなくミルクテイストも欲しいなと思い、「Flat White」をオーダー。ラテもたまにはいいですね。とてもほっとする味。しかもコーヒーテイストもしっかり感じられるのも僕好み。

グッズも素敵なアイテムが揃っていて、僕も大好きな波佐見焼のブランドHASAMIのスタッキングマグにお店の名前をプリントしたオリジナルマグとか「Barista Socks」というキュートなソックスなどもあったりして、あまりにもかわいすぎて思わずいただいてしまったコースターと合わせてボールペン(文房具好きの性!)を購入してしまいました。




「奥渋谷」ストアフロント・フォト②

おいしいコーヒーを飲んだ後、再び散策再開。

ストアフロント・フォト パート2

折り返し地点からの戻りということで、行きに来た神山通りと平行に並んでいる元々水路だったところを埋めてできた宇陀川遊歩道を通ってみます。

この付近は、NHKが近くにありテレビ番組の制作会社やスタジオ、美術、大道具・小道具、CG、テロップなど、番組制作に関連した会社が集まって、「クリエイティブ・ビレッジ」としての顔を持つようになったそうです。(渋谷文化PROJECTより)

何十年も渋谷に通っているのに、知らないことっていっぱいあるんだよなぁ〜。そんな街の歴史を知れたりするのも新たな発見です。

最後に

奥渋谷」をストアフロントの写真を撮影しながら、気づいたことがあります。

それは、冒頭にも書いた「古いものと新しいものが自然と馴染んで共存している場所が好き」だということ。

昔ながらの雰囲気や佇まいはそのままに、そこに新しい息吹きとでも言うべきもの(お店)が 、景観を邪魔することなくあたかも同じような存在として街そのものを息づかせている感じ。

またそんな街を探して、写真を撮ったりお店に行ってみたくなりました。

ではまた。

SHIBUYA PUBLISHING & BOOKSELLERS

東京都渋谷区神山町17-3テラス神山1F
11:00‐23:00(月~土) 11:00‐22:00(日)
03-5465-0588

COFFEE SUPREME TOKYO

東京都渋谷区神山町42-3 1F
8:00am – until late
03-5738-7246

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。