昨年のいつ頃からか忘れてしまったけど、毎月何かしら鉢植えの植物を買っています。
以前から欲しいと思っていたものを探し出したり、園芸店に行ってその場で気に入ったものを購入したりと、特にテーマも決めずに好みの赴くままに徐々に増えてきている植物たち。
水やりや土の成分、日の当て方や置き場所などもそれぞれ違うし、僕自身も試行錯誤しながら育てているという感じなのだけれど、花が咲いてくれたり、小さな芽が出てきてくれたりするのはなんとも嬉しいものです。
先日、こんなツイートをしました。
せっかく毎月何かしら植物を買ったりしてるので、育て方とか成長記録とか自分のためにもなるし、もしかしたら買いたいと思う人の役に立つかもしれないので、記事にしていきたいな。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年1月27日
ということで、自分で買って育ててる植物を毎月ひとつ選んで紹介していくシリーズ「Plant Of The Month〜今月の植物」を始めてみることにしました。
第1回目に選んだのは「ギョリュウバイ」。
Contents
ギョリュウバイとは
細い枝を密に生やして、その枝にたくさんの葉や花をつける常緑低木「ギョリュウバイ」。葉の形が「御柳(ギョリュウ)」という樹木の葉と似ていることと、咲く花が「梅(ウメ)」と良く似ていることから日本ではその2つを合わせて「御柳梅(ギョリュウバイ)」と呼ばれています。
植物名 | ギョリュウバイ |
学名 | Leptospermum scoparium |
英名 | Manuka, Tea Tree |
科名 | フトモモ科 |
属名 | ギョリュウバイ属(レプトスペルマム属) |
原産地 | ニュージーランド, オーストラリア |
「ギョリュウバイ」というのは和名で、実際は「スコパリウム」という園芸種。原産地であるニュージーランドでは国花に指定されています。
また葉に薬用効果があることから、薬用茶として古くから利用されてされてきたり、英名に「Manuka」とあるようにマヌカハニーの蜜源となる花を咲かせることでも知られています。
ギョリュウバイの育て方
品種にもよるけど、11月〜5月までの長い期間に渡って赤やピンク、白色をした梅に似た花を枝いっぱいに咲かせてくれる花付きのよい植物「ギョリュウバイ」。一重咲きや八重咲きがあります。
樹高4メートルくらいまで育つ常緑低木だけど、鉢植えでコンパクトに育てたい場合は、花が咲いた後に全体の枝を切り詰めてあげれば好みのサイズに抑えられます。
場所 | 日当たりがよく霜の当たらない場所(耐寒性は-5度ぐらい)。夏の暑さを嫌うので、夏の西日を避けた風通しのよい場所 |
水やり | 鉢土の表面が乾けば多めに水を与える(乾燥、過湿とも嫌うようなので、乾燥と水の与え過ぎには注意) |
用土 | 水はけの良いもの(市販の花と野菜用培養土や赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1や赤玉土7:腐葉土2:鹿沼土1など) |
肥料 | あまり肥料を必要としないので、春と秋に固形油粕などの有機肥料を与える程度で問題なし |
ここで、鉢植えを買ってきて好みの鉢に植え替えしたいときの注意点を。
根が土の中で長く伸びてしまって、根が鉢の内側に張り巡らされて土もカチカチに硬くなっていることが多いので、竹串やドライバーなどで表土に穴を開けながらほぐしてあげると、株が引き抜きやすくなります。
その際に、根についている古い土を軽く落として、根も少し切り詰めてから植え替えするようにします。
樹形を整える
「ギョリュウバイ」は、細い枝を多く茂らせる性質があるので株の内部にまで日が当たらず、風通しも悪くなってしまうと枯れこむ事がことがあります。
その際には枝葉が込み合っている箇所を間引いたり、伸び過ぎた枝を切り取る「すかし剪定」を行います。時期は花後の5月から6月頃に行うのがベター。
ただ、僕が買った「ギョリュウバイ」は、樹高60センチほどのものだったこともあり、下に向かって伸びている枝や重なり合った枝もあったので、樹形を少しだけ整えるためにちょっとだけ剪定してみました。
左の写真が購入した状態のもので、右の写真が少し枝を切ったものです。
まとめ
ということで、植物を毎月紹介していくシリーズ「Plant Of The Month〜今月の植物」の第1回目として「ギョリュウバイ」を紹介しました。
最後に、まとめとして「ギョリュウバイ」の良いところを挙げておきます。
- 常緑樹なので、1年を通して楽しめる。
- 日当たりのいい場所で、水やりさえしっかりやれば簡単に育てられる。
- 花の咲く時期が長い。
ご参考までに。