気温も暖かくなってきたこの時期、以前からやりたいと思っていたコーデックス(パキポディウム)の種まきを初めてやってみることにしました。
コーデックスが発芽するには20~30度の気温が必要とされています。毎日のようにSwitchBot(スイッチボット)の温湿度計で室温などをチェックしていたので、そろそろチャレンジしていい頃合いかと。
今回は種まき初心者ということで、複雑なことはせずにできるだけ簡単な方法で、道具もアマゾンやホームセンター、100円ショップで手に入るもののみを使用することにしました。
パキポディウムの種の入手方法と下準備
まずは、パキポディウムの種の入手について。
パキポディウムの種は、ヤフオクで容易に手に入れることができます。あとは海外のサイトから個人輸入するとか。
国内のサイトだと「seed stock」というところが有名です。
アガベ-パキポディウム-アデニウム 種子のお店 seedstock - SEEDSTOCK
種の選び方としては、できるだけ新しいもの。採れてから時間の経っていないものの方が発芽しやすいとされています。
ちなみに僕は昨年収穫されたパキポディウム・グラキリスとパキポディウム・マカイエンセの種をヤフオクで手に入れました。
種まきの下準備として、100円ショップで買った密封容器に保存していたパキポディウム・グラキリスとパキポディウム・マカイエンセの種を水に漬けておきます。
数時間すると、最初は水面に浮いていた種が水分を吸収して容器の底に沈んでいきます。
1日漬けた方がいいという説もありますが、僕は6時間程行いました。
その水には、植物活力剤の「メネデール」と殺菌剤の「ダコニール」を規定の濃度に希釈して入れておきます。
「メネデール」は発芽を促進させるため。
「ダコニール」はカビを防止するため。
用意する容器類
鉢には、スリットタイプのプラスチック鉢、プレステラシリーズの「プレステラ90」を使用しました。
サイズは、78×78×74mm。
「プレステラ90」の受け皿として、100円ショップ、セリアで購入したキッチンオーガナイザー。
これがサイズがぴったりなんです。
実はこのアイデア、植物メインのウェブサイトを運営されている「ゆるぷ」さんのブログ記事を見て真似させていただきました。
使用する土
土の配合も拘りだすときりがないので、水はけ、保水性、通気性のよさだけを念頭に入れて赤玉土の細粒とバーミキュライトを1:1でブレンドしたものを使用することにしました。
赤玉土は、小粒のものを購入し、ふるいにかけて細粒のみにします。
バーミキュライトには、高温処理されているため無菌で病害虫の発生の確率を減らしてくれるという良さがありまっす。
プレステラ90に土を入れる
今回購入したのは、パキポディウム・グラキリスの種10粒とパキポディウム・マカイエンセの種4粒(5粒と書いてあったけど、届いたら4粒しか入ってなかった)。
ひとつの鉢に複数の種を植えてもよかったけど、今回は1鉢に1粒ずつ入れることにしたので、14鉢にブレンドした土を土入れを使って入れていきます。
育苗用のコンテナがあると、移動させたりするのにも便利です。
土を殺菌する
バーミキュライトは無菌ですが、赤玉土とブレンドしていることもあり、念のために熱湯を注いで土を殺菌します。
パキポディウムの種をまく
熱湯で殺菌した後に、水をたっぷりとかけて微塵を流し出したら、ピンセットで種をつまんで鉢にまきます。
そっと土の上に置く感じ。
まき終えたら、その上に種が隠れる程度に覆土します。
腰水に浸す
種をまいて発芽させるには、水を切らさないことが大切。
発芽するまでは、受け皿として使うセリアで購入したキッチンオーガナイザーに水を入れて、その上に鉢を置いておきます。
園芸ラベルをつける
それぞれの鉢に、品種名と種をまいた日付を書き記した園芸ラベルを差し込みます。
これで作業は終了。
あとは、雨の当たらない、日当たりのよい暖かい場所で管理。
最後に
ということで、僕が実際にやっいてみたコーデックス(パキポディウム)の種まきの方法を記事にしてみました。
種以外はアマゾンやホームセンター、100円ショップで手に入るものだけでできるし、思ったよりも簡単じゃないですか?
今回まいた種がどのくらい発芽してくれるかわかりませんが、この待ってる時間というのもちょっとワクワクした気分になりますよ。