グリーン(植物)のある暮らし。
リビングルームにちょっと大きめの観葉植物をオブジェのように置いてみる。テーブルや出窓にお気に入りのフラワーベースに生けた切り花や枝ものを飾ってみる。それだけで部屋の雰囲気が少し変わって、リラックスした気分になれたりする。
「そんなこと知ってるよ」なんて声が、植物好きの方々から聞こえそうだけど、実際に自分好みのグリーンをどう見つけたらいいか、選んだらいいか悩んでしまっている人たちもいるはず。
植物には、同じ品種の中に膨大な種類があったりするので、その中から気に入ったものを見つけ出すのに正直悩んでしまうのも当たり前。僕自身、グリーンショップに行って「これもいいな。あれもいいかも。」なんて目移りしながら何度も店内を回って、やっとその日手に入れるものを決めてるほど。
ということで、暮らしにグリーンを取り入れたい、自分好みの植物を見つけたいという人におすすめしたいのがこの本。「SOLSO FARM BOOK インドアグリーン」。
SOLSO FARM初の本「SOLSO FARM BOOK インドアグリーン」
川崎市にある広大な農園をはじめ、都内に数店舗、大阪や神戸、福岡にも店舗を構え、魅力的なグリーンやガーデニンググッズを多数取り扱っている「SOLSO FARM(ソルソファーム)」。
その「SOLSO FARM」初となる本が、この『SOLSO FARM BOOK インドアグリーン』。
インドアグリーンのガイドブック
数ある植物の種類の中でも、乾燥や日陰にも強い性格を持ち室内でも育てやすいとされる観葉植物=インドアグリーン。
水やりの頻度も少なくてあまり手もかからくて丈夫なインドアグリーンは、「グリーン(植物)のある暮らし」をしたいと考えている人たちにとっての「最初の一歩」としてぴったりな植物。
インドアグリーンと一括りしても、種類はさまざま。
それを大きなカテゴリーごとに分類して、それぞれの代表的な品種を10数種類(ものによっては20数種類)紹介してくれている「インドアグリーン図鑑」。
これが本書のメイントピックで、自分のお気に入りを見つける購入ガイドとしてもとても参考になる内容。
カテゴリーごとに共通した特徴、管理の基本、置き場所や水やりの目安となる栽培カレンダーもあって、また図鑑ページに紹介されている植物にはその植物の一般的な流通サイズや耐寒性、耐陰性、水はけが一目でわかるようにアイコンがつけられているのも便利。
育て方のポイントやヒント、楽しさも
植物を育てるには、その植物がどんなところで生まれたか、つまり「原生地」や「原産地」を知ることが大切だと言われてるけど、本書でもそれが植物と仲良くするヒントだと書かれてる。
熱帯生まれなら寒さには弱いだろうとか、砂漠が原生地なら乾燥には強いだろうとか、ジャングルの中の大きな木の下で育ったのなら日陰を好むだろうとか、それがヒントとなって部屋のどんな環境のところに置いたらいいか、水やりはどの程度の割合でしたらいいかがなんとなく想像できて、植物とうまく付き合えるようになる。僕もそう思ってます。
そんなインドアグリーンの育て方のヒントや基礎知識、楽しさなんかをスタッフの生の声なども交えながらコラム形式で紹介してくれてるのも本書の面白いところ。
大きめの帯のような表紙を外したシンプルなデザインの装丁もよいね(蛇足ですが、、、)。
好みのインドアグリーンを
植物との出会いは、一期一会。
その植物を気にいるかどうかは見たときの直感みたいなものもとても大切だけれど、事前にお気に入りを見つけておいたり、その植物のことをちょっとでも知っておくとグリーンショップへ行くのがもっと楽しくなるはず。
ということで今回紹介した「SOLSO FARM」初となる本、『SOLSO FARM BOOK インドアグリーン』。
好みのインドアグリーンが必ず見つかる、とても素敵なガイドブックです。