先日、こんなツイートをしました。
オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、、他にもあるけどこの辺の国の原産植物が庭木として一番気になる。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) November 2, 2019
以前、仕事でとてもお世話になった方が経営されている洋菓子の工場兼ショップが東京のとある郊外にありまして、全体のイメージを変えたいので一度見に来てほしいと、それで行ってみたんです。
1階が店舗で、2階からは住居となっているビルの1階角部分にレンガでL字型に作られた花壇。そこに植えられていたのは、マキやナンテンなど、昔から庭木として親しまれている「和」なテイストのものばかり。
確かに洋菓子を扱っているのなら「和」より「洋」な感じに方が似合いますよね。しかもここにはちょっとしたカフェも併設されているので、人の目を引くような他とは違うアイキャッチ的な要素も必要なのかなと。
こういう場所に合う植物って何だろうと考えたときに最初に浮かんできたのが、オーストラリア原産の植物。
結論から言いますが、オーストラリア原産の植物って庭木としても屋外で育てる鉢植えものとしても、とても魅力的な植物だと思います。今はまだそれほどポピュラーな存在ではないけれど、これからもっと知られてくるような気がします。
ということで、オーストラリア原産の植物も多数扱っているSOLSO FARMにリサーチも兼ねて行ってきたので、僕がおすすめするオーストラリア産ネイティブ・プランツをいくつか紹介したいと思います。
Contents
ネイティブ・プランツとは
そもそも、ネイティブ・プランツとは?
直訳すると「在来植物」。ある特定の地域に古くから存在する植物のことなのですが、植物業界では一般的にネイティブ・プランツというとオーストラリア・ニュージーランド・南アフリカなど南半球の諸地域に自生している植物を指します。
それだけ南半球には、独特な品種が豊富だということの証なわけで、例えば花だけ取っても、インパクトのあるものが多いことからネイティブ・フラワーとかワイルド・フラワーなどとも呼ばれます。
オーストラリア原産ネイティブ・プランツの魅力
オーストラリア原産のネイティブ・プランツって、樹形にしても葉や花の色、形も個性的で、ワイルドなんだけどシックな雰囲気があるんですよね。
その魅力を簡単にまとめると以下のような感じ。
- ワイルドで、インパクトのある樹形
- シックな装いもある葉の色目
- 咲く花も個性的
- 日本でも屋外で育てられる
庭木でも鉢植えでも楽しめるオーストラリア原産ネイティブ・プランツ7選
SOLSO FARMにもたくさんのオーストラリア原産ネイティブ・プランツが扱われています。
その中のいくつかを紹介してみたいと思います。
アカシア
マメ科・アカシア属に分類される植物、アカシア。600種類ほどがオーストラリアを中心として温帯・熱帯地域に自生していると言われ、春から秋にかけて、その多くが黄色い花を咲かせくれる。
バンクシア
ヤマモガシ科バンクシア属に分類されるバンクシア。約70種がオーストラリアに分布しているといわれ、スパイクと呼ばれる筒状の花が咲くのが特徴。
ユーカリ
日本でもシンボルツリーとして育てたり、ドライフラワーとしても人気の定着しているフトモモ科ユーカリノキ属のユーカリもオーストラリアが原産地の植物。
メラレウカ
さわやかな柑橘系の香りがする葉を持ち、イギリスの探検家、キャプテン・クックがお茶に浮かべて飲んたことにちなんで、ティーツリーとも呼ばれるフトモモ科・メラレウカ属のメラレウカ 。
リューカデンドロン
実は、南アフリカが原産ですがオーストラリアやニュージーランドで盛んに交配されたことで園芸化されたヤマモガシ科リューカデンドロン属の植物、リューカデンドロン。花や蕾が苞葉(ほうよう)の中に隠されていて切花やドライフラワーとしても人気。
最後に
今回は、植栽のアイデア集めも兼ねてリサーチしに行ったSOLSO FARMで見つけたオーストラリア原産のネイティブ・プランツを紹介してみました。
この他にもオーストラリアの植物には個性的でカッコいいものがまだたくさんあるので、グリーンショップに行ったときなど園芸用のラベルに書かれている原産地とかチェックしてみてください。
意外とオーストラリア産のものだったりしますよ。