心地よい春の季節に聴きたいファンキーでメロウなレアグルーヴ15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Brilliant Rare Grooves【プレイリスト】

心地よい春の季節に聴きたいファンキーでメロウなレアグルーヴ15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Brilliant Rare Grooves【プレイリスト】

2019年3月20日

80年代中頃、イギリスで生まれたムーブメント。

レアグルーヴ(Rare Groove)

ヒットチャートに上ることなく忘れ去られていってしまった音楽(レコード)やリリースされた当時は流行しなかった希少な音源の中から、”いい”曲を発掘(ディグ)し、古い音楽をダンスミュージックとして新しく聴かせ、更には普遍的な価値観までももたらしたジャンルというよりは音楽の聴き方、楽しみ方。

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心地よい春の季節に聴きたいファンキーでメロウなレアグルーヴ15曲

タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、マンスリーでお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。

今月は、レアグルーヴという視点から暖かくなってきた春のこの季節に聴きたくなるソウル、ファンク、ジャズファンクを選んでみることにしました。

ということで、今回は心地よい春の季節に聴きたいファンキーでメロウなレアグルーヴ15曲。「BITTER SWEET & MELLOW : Brilliant Rare Grooves」。

曲解説

では、簡単に曲ごとに解説を。

1. Ivan “Boogaloo Joe” Jones / Sweetback

ジャズファンク/レア・グルーヴの名盤として名高いイヴァン・ブーガルー・ジョー・ジョーンズのアルバム『Sweetback』。

タイトル曲の「Sweetback」は、延々と繰り返される漆黒のリズムにブルージーなギターが絡んだメロウ・ジャズファンク。

2. Lee Dorsey / Night People

ニューオリンズ生まれで、元プロボクサーでもあったR&Bシンガーのリー・ドーシー

この「Night People」は、ディスコ全盛だった78年にリリースされた同タイトルのアルバムに入ってるニューオリンズ・ファンク・クラシックで、オリジナル盤は残念ながらApple Musicにはないんだけど、リー・ドーシーには他にもいい曲がたくさんあるので、ベスト盤を聴くのもオススメ。

3. Mighty Ryeders / Evil Vibrations

マイティー・ライダーズのこのアルバムもレアグルーヴのマスターピースとして知られる一枚。

そのヒップホップ・グループとはデ・ラ・ソウル。「Evil Vibrations」をサンプリングした彼らの大ヒット曲「A Rollerskating Jam Called Saturday」も超いい曲なので是非チェックしていただきたい。

4. Jon Lucien / Would You Believe In Me

カリビアン・ソウル/レアグルーヴの傑作とされるジョン・ルシアンのアルバム『Rashida』。

フォーキーでジャジーなメロディーと低めの渋いヴォーカルで後半にかましてくれるスキャットが、やたらとカッコいい1曲。

5. Bobby Thurston / Treat Me The Same Way

モダン・ソウルのレア盤とされてるボビー・サーストンのアルバム『Sweetest Piece Of The Pie』。

ウィリー・レスター&ロドニー・ブラウンの見事なプロデュース・ワークが光る捨て曲なしと言えるこのアルバムの中でも、この上なくスウィートな1曲がこの「Treat Me The Same Way」。

6. Little Beaver / I Like The Way You Do Your Thing

マイアミ産ソウルを聴くなら避けては通れないのが、このリトル・ビーヴァー

ホントこの人いい曲ばかり作るんだけど、今回はその中からマイアミならではのゆったりしたリズムが心地いいヤング・ソウルの名曲「I Like The Way You Do Your Thing」。

7. Lee McDonald / We’ve Only Just Begun

レアグルーヴ音源をいろいろディグってて、最近知った作品。

エクスタシー・パッション&ペインの「I’ll Do Anything for You」やロジャー・ニコルス&ポール・ウィリアムズの名曲「We’ve Only Just Began」のカヴァーだけでなくオリジナル曲も最高。出会えてよかったと思える1枚。

8. Foster Sylvers / Misdemeanor

マイケル(ジャクソン)もそうだけど、キッズソウルってホントいい作品が多い。

レアグルーヴというよりもオールドスクールクラシックスとしてヒップホップ初期からDJ達に愛され続けている「Misdemeanor」。ミックステープ(もちろんカセットテープ)でもよく聴いた1曲。

9. Caesar Frazier / Sweet Children

レア・グルーヴ・ムーヴメントで再評価されたミュージシャンの一人として知られるシーザー・フレイジャー

ハモンドオルガンの音色が気持ちいい「Sweet Children」は、ヒップホップ・アーティスト、コモンの2005年にリリースされたアルバム『Be』に収録されている「Real People」ネタとしても知られてる。

10. The Gaturs feat. Willie Tee / Concentrate

ニューオーリンズ・ファンクの草分け的存在の一人としても知られるウィリー・ティー。その彼が率いていたのがゲイターズというグループ。

この作品集の中でもとびきりメロウなモダン・ソウル・テイストの曲が、この「Concentrate」。

11. Terea / Pretty Bird

実は、これも最近知った1枚。

オリジナルは何十万クラスのレア盤と言われグループの詳細もよくわからないけど、メロウ好きなら聴いて絶対損はしない作品。

12. Magnum / Witch Doctor’s Brew

レアグルーヴの金字塔的作品と称される名盤。

身を委ねたくなるようなクールなベース・ラインの上を漂うエレピ、それに絡みつくように奏でられるホーン。メロウの極みのようなジャズファンク・チューン。

13. Faze-O / Riding High

最高に気持ちいい曲と言い切ってしまえるほど素晴らしい1曲。

とにかくこの浮遊感は一度聴いたら忘れないはず。クラシックと呼ぶに相応しい作品。

14. Don Blackman / Holding You, Loving You

ドン・ブラックマンの「Holding You, Loving You」もメロウ好きには必殺の1曲。

洒落たピアノのイントロに続く絹のように極めの細かいサウンド・アレンジ。究極のメロウ・フュージョン/ファンク

15. Penny Goodwin / What’s Going On

このマーヴィン・ゲイ・カヴァーは最高!

ジャジーなイントロに始まりソウルフル〜ゴスペルっぽく展開していくサウンド・アプローチが本当素晴らしい。「What’s Going On」のカヴァーは何曲も聴いてるけど、これほどオリジナリティ溢れる作品は他にないかも。

BITTER SWEET & MELLOW : Brilliant Rare Grooves

ということで、今回は心地よい春の季節に聴きたくなるファンキーでメロウなレアグルーヴを15曲セレクトしてみました。

そして今回も、Apple Musicに加入していない方々のためにYoutubeミックスリストを作ったので、そちらでもよかったらチェックしてみてください。

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。