70年代後半〜80年代初頭を彩った女性シンガー達のグルーヴィーでメロウな15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Groovy Lady【プレイリスト】

毎年、秋になると女性ヴォーカル物が聴きたくなる。

ただ、夏の余韻をまだ引きずっていたいと感じるこの季節、しっとりしたスロウな曲よりも少し体を揺らしたくなるようなグルーヴのある音が耳にはフィットする。

グルーヴィーなディーヴァ達の歌声。

Groovy Lady…




70年代後半〜80年代初頭を彩った女性シンガー達のグルーヴィーでメロウな15曲

タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、マンスリーでお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。

今月は、70年代後半〜80年代初頭に活躍したソウル/ファンク/ディスコ系女性アーティスト達のグルーヴィーでメロウな曲をセレクトしてみました。

ディスコ全盛の華やかなりし時代を彩ったディーヴァ達のプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW : Groovy Lady」。

曲解説

では、簡単に曲ごとに解説を。

1. Edna Wright / Oops Here I Go Again

この曲を聴いたことがなかったとしても、ヒップホップ ・グループ、デ・ラ・ソウルの曲「Pass The Plugs」でサンプリングされてる、あの印象的なギターのフレーズと言ったら気付く人も多いかも。

浮遊感のあるイントロから始まる心地よいミッドテンポのこの曲、メロウの極地と言えるような1曲。

2. Jean Carn / Don’t Let It Go to Your Head

ジョージア州コロンバス出身のジャズ/R&Bシンガー、ジーン・カーン

Philadelphia International Recordsからリリースされた彼女のセカンド・アルバム『Happy Be With You』に収録されてる「Don’t Let It Go To Your Head」。UKのレゲエ・コーラス・グループ、ブラック・ハーモニーがカヴァーしたヴァージョンはラヴァーズロック・クラシックとしても有名。

3. Sister Sledge / Thinking Of You

70年代後半〜80年代にかけてディスコ・ヒットを飛ばしたことで知られる姉妹グループ、シスター・スレッジ

ナイル・ロジャースのリズミカルなカッティング・ギターに、バーナード・エドワーズのうねるようなベースライン。完璧としか言いようのないグルーヴが素晴らしすぎるエレガントな1曲。

4. Linda Clifford / Runaway Love

ディスコ・アイコンとして知られるニューヨーク出身の女性シンガー、リンダ・クリフォード

彼女の代表曲の一つにしてディスコの名曲、そしてガラージ・クラシックの「Runaway Love」。抑揚の効いたミッドテンポのサウンドがつい病みつきになる1曲。

5. Phyllis Hyman / You Know How to Love Me

薄幸の女性シンガー(1995年にニューヨークの自宅で睡眠薬を過剰摂取し自殺)、フィリス・ハイマン

ダンスクラシックの名曲である「You Know How to Love Me」。ジェームズ・エムトゥーメレジー・ルーカスのプロデュースしたサウンドもそうだけど、フィリス・ハイマンのどこか哀愁感のあるエモーショナルなヴォーカルも素晴らしい。

6. Love Unlimited / High Steppin’, Hip Dressin’ Fella (You Got It Together)

愛の伝道師」ことアメリカの男性シンガー/ソングライター/プロデューサー、バリー・ホワイトの秘蔵っ子グループ、ラヴ・アンリミテッド

彼女達の最後のアルバム『Love Is Back』に収録されてる「High Steppin’, Hip Dressin’ Fella」。ストリングスとホーンセクションのクールなアンサンブルのサウンドに惹き込まれるメロウ・ダンサー。

7. A Taste Of Honey / World Spin

ディスコ・ブームで頭角を現して一発屋っぽいイメージのあるア・テイスト・オブ・ハニーだけど、これが意外と侮れない。

World Spin」は、マイケル・ジャクソンジャクソン5)の初期作品やブルーノートでソウル/ジャズファンクの名作を数多く手がけたスカイ・プロダクションズによる、グルーヴのつぼを得たようなアーバンメロウなサウンドが秀逸な1曲。

8. Stephanie Mills / What Cha Gonna Do With My Lovin’

ポップでキュートなヴォーカルが魅力の女性シンガー、ステファニー・ミルズ

この「What Cha Gonna Do With My Lovin’」 は、5曲目のフィリス・ハイマンYou Know How to Love Me」同様、ジェームズ・エムトゥーメレジー・ルーカスのプロデュース。マイゼル兄弟もそうだけど、70年代後半〜80年代前半の彼らのプロデュース物は要チェック。

9. The Jones Girls / This Feeling’s Killing Me

これもフィラデルフィアの名門レーベル、Philadelphia International Recordsからリリースされた作品。

1968年にデビューしていたグループなのだけど、アルバムをリリースできたのは「This Feeling’s Killing Me」が収録されている1979年にリリースされたこの作品で。

10. Sharon Redd / Can You Handle It

ダンスミュージックの楽しさのひとつと言ったら、反復されるグルーヴに身を委ねて酔いしれること。

延々と聴いていたくなるような覚醒感のあるサウンド。シャロン・レッドの「Can You Handle It」そんなグルーヴを持った曲。

11. Gayle Adams / Stretchin’ Out

シャロン・レッドの「Can You Handle It」が好きなら、絶対に気にいる1曲。

サウンドを手がけているのは、ニューヨーク・ディスコの古典を数多く生み出したプロデューサーズ・デュオ、ウィリー・レスター&ロドニー・ブラウン

 12. Evelyn “Champagne” King / Love Come Down

Philadelphia International Recordsのトイレで歌っているところをスカウトされたという、嘘か本当か、シンデレラストーリーのような逸話でデビューしたイヴリン・シャンペン・キング

70年代後半の生音主体のサウンドとはまたひと味違った味わいのエレクトリックな80’sな雰囲気が、瑞々しいヴォーカルにマッチした1曲。

13. Angela Bofill / Only Love

ソウルフルでエモーショナルな女性ヴォーカルもいいけど、ハイトーンで透明感のある歌声もやっぱりいい。

数々のグラミー賞やエミー賞に輝く「アメリカ音楽界のVIP」ことナラダ・マイケル・ウォルデンがプロデュースしたこの曲。AORにも通じるアーバンメロウな1曲。

14. Dionne Warwick / De Ja Vu

プレイリストを作るとき、まず最初に決めるのが選曲のテーマなのだけれど思いのほか気を使うのが曲順。テンポ感も大切にしつつ全体的な流れを大切にするというのが、僕のポリシー。

今回のプレイリストだと、小箱のソウルやファンク、ディスコ、レアグルーヴなんかがプレイされるクラブで、ひとしきり盛り上がった後の閉店間際のチルアウトする時間帯に聴きたい曲をプレイリストの終盤に持ってきた感じ。

ということで、選んだのがディオンヌ・ワーウィックの「De Ja Vu」。

僕がアナログレコードのみで作ったミックス「TROPICAL RENDEZVOUS」でもセレクトした曲だけど、この曲は正にそんな時間にぴったりなチルアウト・チューン。

15. Deniece Williams / Free

そして今回のプレイリストで最後の曲として選んだのは、永遠のクラシックス。デニース・ウィリアムズの「Free」。

心地いいミディアム・グルーヴ、抜けるようなハイトーン・ヴォイスの気持ち良さ。これまで何回この曲を聴いたのか知りたいくらい聴き続けてる僕にとっても永遠のクラシックス。名曲。

BITTER SWEET & MELLOW : Groovy Lady

ということで、今回はディスコ全盛期の70年代後半〜80年代初頭に活躍したソウル/ファンク/ディスコ系女性アーティスト達のグルーヴィーでメロウな曲をセレクトしてみました。

そして今回も、Apple Musicに入っていない方々のためにYoutubeミックスリストを作ってみたので、まずはそちらからでもチェックしてみてください。