気分は南の島。トロピカルでエキゾチックで、メロウな15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Island Vibrations【プレイリスト】

いつか行ったあの南の島。

目の前には、真っ白な雲が漂う青い空に、白い砂、そして波も静かなエメラルド・グリーンの海。

忙しかった昨日までのことをすっかり忘れてしまう光景。

ゆったりした時間の流れに身を任せる至福のひととき。

Island Vibrations…




トロピカルでエキゾチックで、メロウな15曲

タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、マンスリーでお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。

今月は、「Island Vibrations」と題して、トリピカルでエキゾチックで、メロウな曲をカリブ海、ハワイの音源も中心にアイランド・フレイヴァーな気分で選曲してみました。

曲解説

では、簡単に各曲を解説。

1. The Chi-Lites / Take A Trip To The Islands

70年代シカゴ・ソウルを代表するグループ、シャイ・ライツ。「BITTER SWEET & MELLOW : On A Clear Day」でも1曲目に選んでるグループだけど、グループ最後のアルバムとなった1975年リリースの編集盤『Half A Love』に収録されてる「Take A Trip To The Islands」は、今回のプレイリストの1曲目にどうしても入れたかった曲。

南の島の情景が目に浮かぶリリック、爽やかで涼しげなヴォーカル&コーラス、途中でレゲエのリズムに変わるスムースでメロウなサウンド。プレイリストのイントロダクションとして最高な曲。

2. La Toya Jackson / Camp Kuchi Kaiai

ご存知、マイケル・ジャクソンの妹でもあるR&Bシンガー、ラトーヤ・ジャクソンのセカンドアルバム『My Special Love』に収録されてる曲。

トロピカルなフレイヴァーのリズムが、南国モードに誘ってくれる1曲。

3. 20th Century Steel Band / Endless Vibrations

トリニダード・トバゴのファンクバンド、20th Century Steel Bandの名盤『Warm Heart Cold Steel』に収録されている「Endless Vibrations」。

Endless Vibrations」は、スチールパンをフィーチャーしたトロピカルなディスコクラスックスとしてもよく知られているファンキーな作品。

4. Boogsie / Can You See Me

こちらもトリニダード・トバゴからの1曲。1972年から活動を続けているスチールパン・グループ、Phase II Pan Grooveの主要メンバーであるLen “Boogsie” Sharp名義のアルバム『Phase 2』。

このアルバム、結構レアな音源で実はCDにすらなってなくて、唯一ストリーミングサービスで聴けるのがDJ でレコードコレクターとしても知られるUKのNick The Record が選曲したコンピレーション『Under The Influence Vol.4』に収録されているこの曲。

ロイ・エアーズの名曲「Can You See Me」をスチールパンでカヴァーしたトロピカル・ブギーな1曲。

5. 加藤和彦 / Lazy Girl

70年代後半〜80年代初頭にかけて発表された”ヨーロッパ3部作”と呼ばれる加藤和彦の3枚のアルバムの第1弾である『パパ・ヘミングウェイ』に収録されている「Lazy Girl」。

バハマのナッソーやマイアミの空気がそのままパッケージされたかのようなカリビアン・テイストのクロスオーバー・サウンドは今聴いても全く色褪せてない魅力に満ち溢れている名盤。

6. Gregory Isaacs / Cool Down The Pace (10″ Mix)

南の島に行くと、そののんびりした空気感から日常よりもゆったりと時間を過ごせるのも嬉しかったりする。「ゆっくりペースを落とそうぜ」なんて粋なタイトルのグレゴリー・アイザックスの代表的アルバムのひとつ『Night Nurse』に収録されている「Cool Down The Pace」。

インストのダブ・ヴァージョンを曲頭に持ってきて、3分過ぎにやっとヴォーカルが登場する約8分の及ぶこの10″ Mix。まさにクールダウンの極みのような曲。

7. Three Plus / Undercover Lover

さて、カリブ海から大西洋を渡ってハワイへ。ハワイは昔からレゲエ人気が凄くあり、数多くのレゲエ・バンドがいてFMもレゲエ専門チャンネルが各島にあったりするほど。

この「Undercover Lover」が収録されてるスリー・プラスのアルバム『4 U』は、ハワイアンレゲエの名盤の中のひとつ。

8. Your Song Is Good feat. Nick Kurosawa / We’re Not To Blame

バレアリックな日本のインストゥルメンタル・バンド、YOUR SONG IS GOODとハワイのALOHA GOT SOULのコラボEP『Coast To Coast EP』に収録されている曲。

ハワイ生まれのシンガー、ニック・クロサワをヴォーカルに迎え、ハワイアン・メロウの名曲をカヴァーしたこの曲、EPにはVIDEOTAPEMUSICをフィーチャーしたヴァージョンも収録されていて、そちらもおすすめ。

9. Lemuria / All I’ve Got To Give

70年代を代表するハワイのサーフ・ロックバンド、カラパナのメンバーだったカーク・トンプソンが中心となって結成されたハワイアンAORバンド、レムリア

一度聴いたら病みつきになる、爽やかでとろけるような南国メロウネス。

10. Nohelani Cypriano / Lihue

数々のハワイの音楽賞を受賞しているシンガー、ノヘラニ・シプリアーノ

ハワイのリンダ・ルイスとも称される透明感のある歌声に、メロウでアーバンなコンテンポラリー・サウンド。小鳥のさえずりから始まるこの「Lihue」とは、カウアイ島にある街の名。

11. 阿川泰子 / Island Breeze

「サラリーマンのアイドル」などとも呼ばれ、女性ジャズ・シンガー・ブーム火付け役になったとされるシンガー、阿川泰子。

それまでスタンダードなジャズをメインに歌っていた彼女が、ラテン・サウンドを大々的に取り上げた意欲的な作品と言われるアルバムの中で、唯一レゲエ・アレンジとなっているのが、この「Island Breeze」。

12. Water Melon Group / Jungle Flower

プラスチックスメロンタイクーン・トッシュなど、さまざまな名義で常に時代の先を行く音楽をクリエイトし続けていた中西俊夫のプロジェクト、ウォーターメロングループ

エキゾチック音楽の巨匠のひとりと称されるレス・バクスターの「Jungle Flower」を日本人としてカヴァーしたのは、ウォーターメロングループがおそらく初めて。オリジナルもいいけど、ウォーターメロングループのこのヴァージョンも最高。

13. Alika Lyman Group / Night Orchid

マーティン・デニーレス・バクスターとともにエキゾチック&ラウンジ・ミュージックの巨匠と称されているハワイ出身のヴァイブ奏者、アーサー・ライマン

ハワイのホテルのラウンジで、冷たくておいしいカクテルなんか飲みながらこんなサウンド聴けたら最高な1曲。

14. Charlie’s Roots / Show You The Way To Go

おそらくニューヨークに移住してきたトリニダード・トバゴ人たちによって結成されたソカ・バンド、チャーリーズ・ルーツ。こういうアーティストの作品って、ストリーミングサービスはおろかCDにすらなっていない作品も多かったりする。

Dimitri From Parisが選曲したコンピレーション『Cocktail Disco』に収録されている「Show You The Way To Go」もそんな貴重なトロピカル・ディスコの1曲。

15. Jean Adebambo / Paradise

今回のプレイリストの締めの飾るのは、UKのシンガー、Jean Adebamboの「Paradise」。70年代後半〜80年代初頭にかけてリリースされたUK産ラヴァーズロックには素晴らしい作品が多いのだけど、この「Paradise」もそれを代表する1曲のひとつ。

残念ながら、この曲が収録されてるJean Adebamboの『Feelings』もストリーミングサービスにはないけど、「Paradise」は、今回のプレイリストで選んだコンピレーションなどで聴くことが可能っす。

BITTER SWEET & MELLOW : Island Vibrations

南の島で、ビーチにいて聴こえてきそうなトロピカルでエキゾチックで、メロウな15曲をセレクトしてみました。

来月もまた「タイムレスで、心地よいメロウな曲」を紹介したいと思います。

ではまた。