これと言った理由があるわけではないけど、キーホルダーはチープな感じのものが好き。
観光地のスーベニアショップでよく見かける地名や名物をプリントした、いかにもお土産っぽいのも嫌いではなく、海外に行ったりしたときに帰りの空港で搭乗まで少し時間があると、数限りなく陳列されてるベタなデザインの中から自分好みのものを見つけ出すのが結構楽しかったりして。
実際にそうやって見つけた、とある南国の島の地形を型どった木片にその国の名が刻印されたキーホルダーが妙に気に入って購入したこともあるけど、ここしばらく使ってるのは「Three Potato Four」というアメリカ・ペンシルバニア州のブランドのもの。
アメリカの古いホテルやモーテルで使われていたキータグをモチーフにした、と言うよりも古き良きものに対するオマージュのような潔さを感じるデザイン。そこが気に入っている。
僕はロードムーヴィーが大好きで、例えばヴィム・ヴェンダースの「パリ・テキサス」、ジム・ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」、リドリー・スコットの「テルマ&ルイーズ」、タランティーノの「トゥルー・ロマンス」など、何度も繰り返し観ている作品が他にもたくさんあるけれど、そんな大好きな映画のワンシーンにこういうキーホルダーが出てくるのを見かけたような。
そう言えば、初めてのひとり旅で行ったときに滞在したニューヨークの安宿も、こんな感じのルームキーだったような気がする。
[MY] Standard Tools – DAILY STANDARDの管理人、kennet64が日頃愛用しているモノや愛着のあるツール(道具)をコラム形式で綴るページ。不定期ながら随時更新。
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