昨年、「ルッカ」と「ミッション」という2種類の品種のオリーブの木を購入したのですが、ひとまず自宅ベランダで順調に育ってくれています。
Burgon & Ballのプラントラベルを付けて、2品種のオリーブの木をお揃いのナーセリーポットで育てる。
なぜ2品種育てているかというと、実を成らせて収穫してみたいから。
オリーブは自分の花粉で受粉して実を成らせる(自家結実性という)ことができないものが多いので、異なる品種を近くで一緒に育てると受粉してくれる可能性が高くなるんです。
まぁ、受粉して実が成るのはまだまだ先の話ですが、そうなってくれることを楽しみにしつつ、以前のブログにも書いたように、長い付き合いになるオリーブの木なのでせっかくならきれいな樹形に育ってほしいと思い、樹形づくりをしてみることに。
そこで必要になるのが麻ひも。ということで手に入れたのが、NUTSCENE(ナッツシーン)の缶入り麻ひも。
NUTSCENE(ナッツシーン)の缶入り麻ひも
麻ひもと言えば、フラワーアレンジメントやスワッグを作るときに束ねたり、自力では支柱に巻きつくことができない植物を誘引するのに使用したりと園芸・ガーデニングには欠かせないアイテムのひとつ。
そんな園芸用の麻ひもを1922年から90年以上にわたって同じ 機械を使用し作り続けているスコットランド北部のダンディーという街で誕生した麻ひもメーカー、NUTSCENE(ナッツシーン)。
天然素材100%を使用した質感はやわらかく、ホームセンターによく売ってる安価なものと比べるとその風合いの良さがよくわかります。
またカラーバリエーションも16色ものベーシックカラー(缶入りタイプは11色)があって、そのどれもが発色のいいのも特徴。
そんなNUTSCENE(ナッツシーン)のアイコン的な商品として1999年に登場したのが、「TIN OF TWINE」という名の缶入り麻ひも。
ブリキの缶にすっぽりと収められている、きれいに巻きつけられた麻のより糸。
缶の蓋の真ん中に開けられた小さな穴から、麻ひもが取り出せるといういたってシンプルな作り。
パッケージデザインもかわいいので、そのまま棚やラックに置いておいても”絵”になるのもいい感じです。
麻ひもを使ってオリーブの樹形づくり
では、NUTSCENE(ナッツシーン)の缶入り麻ひも「TIN OF TWINE」を使ってオリーブの樹形づくりをしてみます。
樹形のイメージは、空に向かって両手を広げているような光と風をたくさん取り込んでくれる形。
行う作業は、以下の通り。
- 伸びてる枝を他の枝のバランスに合わせて、また下向きや内側向きなどのいらない枝を切る。
- 鉢の周りに二重に麻ひもを巻き付けて結ぶ。
- 枝をどの向きに広げてたいかイメージして、枝を1本づつしならせて麻ひもをかけて引っ張り、鉢に巻いた麻ひもに結ぶ。
- 枝に麻ひも結び終えた後に、再度バランスを見て長すぎると感じた枝を少し切る。
オリーブは切った場所のすぐ下の葉と同じ向きに枝を伸ばすそうです。それをイメージしながら切る場所を決めるのがベスト。
麻ひもを缶から引っ張り出します。
結び終えたのが、この状態。
バランスを整えるために、最後に長い枝をカット。
ちょうど麻ひもが朽ちる頃には樹形も定まり、切った部分から新しい枝が増えていることでしょう。
前からやろうと思ってたオリーブの樹形づくりとちょっとした剪定。やっとできた。#olive pic.twitter.com/ToZUXk01hy
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2019年2月24日
1年後が楽しみ
ということで、今回はNUTSCENE(ナッツシーン)の缶入り麻ひもを使ってオリーブの樹形づくりをしてみました。
1年後、2本のオリーブの木がどんな風に育ってくれてるか楽しみです。
ひとまずは、春から新芽が伸びてくる季節に入るのでこまめに枝先を切って枝数を増やしていきたいと思います。