いつまでも新鮮に聴き続けられる120枚のスタンダード。藤原ヒロシ「MUSIC 100 + 20」

いつまでも新鮮に聴き続けられる120枚のスタンダード。藤原ヒロシ「MUSIC 100 + 20」

2019年2月16日

日々の生活の中で、音楽は僕にとって欠かせないもの。

朝起きたときに聴いた1曲でその日のモチベーションが上がったり、夜ちょっとお酒でも飲みながらBGMとして聴くアルバムがその日の疲れを癒してくれたり、リラックスした気分にさせてくれたり、、。

まるで、良薬かヴィタミン剤のような素敵な効能をもたらしてくれるもの、それが音楽。

そんないい音楽に出会ったら人に勧めたくなります。「このアルバムいいよ」とか「この曲よかったよ」とか。そして逆に人に勧められたり、教えてもらった作品を聴くのも思わぬいい作品に出会えたり、何よりその作品のよさを共有できるのが楽しいんですよね。

だからか、昔から雑誌の音楽特集とかに掲載されるいろんな人たちの選曲を見るのが好きだったり、アナログレコードやCDのセレクト本や拘りのあるディスクガイドをよく買ったりしてます。

ということで、先日購入したのが藤原ヒロシ氏の「MUSIC 100 + 20」という本。

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120枚のスタンダード

藤原ヒロシ氏が手掛けてるデジタルメデイア「Ring of Color」に本人がポストしていて発売されるのを知り、すぐさまアマゾンで予約購入したこの本。

宝島社の女性ファッション誌「GLOW」で、2010年10月から8年間にわたって続けてきた自ら撮影した写真とともにCDを紹介する音楽コラムの100回を記念してまとめたもの(連載の100枚に加え、本書のために書き下ろした20枚を追加)。

懐かしいというよりも、いまなお新鮮に聴き続けられるもの

藤原ヒロシ氏が10代の頃、DJ時代、そして現在までに出会ったロック、ソウル、ディスコ、ニューウェイブ、フォーク、ジャズ、AOR、サントラなど、さまざまなジャンルの音楽を、出会った当時の思い出とともに紹介している文章もとても興味深く楽しめました。

実は、僕は藤原ヒロシ氏と同世代の人間。本書で紹介されてる作品の中でも80年代以降のものはリアルタイムで聴いてきた作品が多く、個人的にも思い出深いアルバムや大好きな作品が取り上げられてるのも嬉しかったりもします。

この本をパラパラめくりながら、改めて80年代って面白い時代だったななんてことを考えたり、意外と年をとることの楽しさを感じたり。

で、こういう素敵な本に出会うと、自宅のライブラリーからいろいろ引っ張り出してきて、また新たな発見をしたり刺激を受けたり。

久しぶりに聴いた作品が今の気分とぴったり合ったり、聴いたことのない作品に出会えたり。

表紙をめくると

そして、なんとはなしに表紙をはずしてみたら、裏側にも色違いに印刷された表紙があったりして。

こういうおまけのような、ちょっとした拘り。好きです。

いい音楽をもっとシェアしたい

僕にとっていい音楽とは、新しいとか古いとか時代に関係なく、色褪せないタイムレスな魅力を持った、いつまでも新鮮な気持ちで聴き続けられるものだと思っています。

藤原ヒロシ氏の「MUSIC 100 + 20」には、そんな魅力に溢れた作品が120枚紹介されてるので、興味のある方はぜひ手にとって見てみてください。きっと新たな発見がありますよ。

僕もプレイリストミックスを作ったり、ツイッターで定期的に「今日の一枚」と題して紹介していますが、自分の思う「いい音楽」をもっとシェアしていけたらと思います。

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。