桜も咲き出し、気温も暖かくなってきた春先、毎年のように聴きたくなる音楽、ロックステディー。
毎年、春が近くなってくると聴きたくなる南の島のホッコリしたGood Old Daysミュージック。ひとまずゆっくり選曲中。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) March 9, 2020
ゆったりとした心地よいリズムのヴィンテージ・サウンドが、それまでこわばっていた身体をほぐしてくれ、気分も和らげてくれる。
ジャマイカのオールディーズ・ミュージック。
ロックステディー。
Contents
- ジャマイカの古き良き音楽、ロックステディーのメロウな15曲
- 曲解説
- 1. Ernest Wilson / Undying Love
- 2. Carlton & The Shoes / Love Me Forever
- 3. Alton Ellis / Rock Steady
- 4. Techniques / Traveling Man
- 5. The Paragons / Only A Smile
- 6. Owen Gray / Gime Me Little Sign
- 7. The Invaders / Soulful Music
- 8. Tommy Mccook / Inez
- 9. Prince Buster / Nothing Take The Place Of You
- 10. The Uniques / My Conversation
- 11. The Gaylads / Over The Rainbow’s End
- 12. Justin Hinds & The Dominoes / Here I Stand
- 13. Phyllis Dillon / Perfidia
- 14. Joya Landis / Moonlight Lover
- 15. Ernest Ranglin / Straight Flush
- BITTER SWEET & MELLOW : Good Old Rocksteay
ジャマイカの古き良き音楽、ロックステディーのメロウな15曲
「タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲しお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。
今回は、ジャマイカの古き良き音楽、ロックステディーの名曲をセレクトしてみました。
ロックステディーは、1966年から1968年という短い間にジャマイカで流行したポピュラー音楽。スカとレゲエの橋渡しをしたという観点から見たらジャマイカ音楽にとってとても重要な役割を果たした音楽と言えます。
短い期間ながら数多くの名曲が生み出されているのも特筆すべきポイント。
ということで数あるロックステディーの名曲の中から、春のこの時期に聴きたくなるメロウなロックステディー15曲をお届けしたいと思います。
曲解説
では、曲ごとに簡単な解説を
1. Ernest Wilson / Undying Love
アーネスト・ウィルソンのソウルフルな歌声と明るく鳴り響くホーンとゆったりとうねるようなビートが見事にマッチしたロックステディーの傑作。
2. Carlton & The Shoes / Love Me Forever
ロックステディーの至宝ともいうべき大名盤、カールトン&ザ・シューズのファーストアルバムに収録されているタイトル・チューン。
3. Alton Ellis / Rock Steady
数多くの名演を残している「Mr. Soul Of Jamaica」ことアルトン・エリスの代表曲のひとつであり、ロックステディーという言葉を定着させた記念碑的な1曲。
4. Techniques / Traveling Man
ロックステディー期、最高のコーラスグループの1組であったテクニクスが1968年に「Treasure Isle」レーベルからリリースしたグレート・ロックステディー。
5. The Paragons / Only A Smile
ニューウェイブ・バンド、ブロンディがカヴァーして世界的にヒットした「The Tide Is High」のオリジナルとして知られるパラゴンズのスウィートなロックステディー・チューン。
6. Owen Gray / Gime Me Little Sign
往年のジャマイカ人シンガー、オーウェン・グレイが、ソウル・シンガー、ブレントン・ウッドのヒット曲を見事にカヴァーしたいぶし銀のロックステディー曲。
7. The Invaders / Soulful Music
ジャマイカの代表的なシンガーの一人、フレディ・マクレガーの「Bandulu」のオリジナルであるインヴェーダーズのこの曲。ただしインヴェーダーズに関しては詳細が全く不明。
8. Tommy Mccook / Inez
スカタライツの一員であり、ジャマイカ音楽の基礎を築いたアーティストの一人でもあるサックス奏者、トミー・マクックの極上インストゥルメンタル・チューン。
9. Prince Buster / Nothing Take The Place Of You
ルイジアナ出身のR&Bシンガー、トウセイント・マッコールの名曲をプリンス・バスターがカヴァーした哀愁漂うロックステディー・チューン。ちなみに7インチ・レコードは激レアです。
10. The Uniques / My Conversation
スリム・スミスがリード・ヴォーカルを務めるコーラスグループ、ユニークスのスウィートな代表的作品。リズムトラックも人気で何度もリメイクされ続けている。
11. The Gaylads / Over The Rainbow’s End
ロックステディーのコーラスグループとして絶対に押さえておくべきグループ、ゲイラッズのドリーミーなコーラスがひときわ美しい傑作。
12. Justin Hinds & The Dominoes / Here I Stand
スカ時代からの人気グループ、ジャスティン・ハインズ&ザ・ドミノズのロックステディー期を代表する曲のひとつ。
13. Phyllis Dillon / Perfidia
女性ロックステディー・アーティストとして、忘れてはいけないのがこのフィリス・ディロン。中でも「Perfidia」は間違いなくロックステディー・クラシックスというべき永遠の名曲。
14. Joya Landis / Moonlight Lover
女性物ロックステディーとしては、ジョヤ・ランディスの「Moonlight Lover」も必聴曲。ロマンティックでグルーヴィーなキラー・ロックステディー。
15. Ernest Ranglin / Straight Flush
ジャズ界でもその名を知られるジャマイカの至宝的ギタリスト、アーネスト・ラングリンが1曲目にセレクトしたアーネスト・ウィルソンの「Undying Love」と同じリズム・トラックを使用して録音したドリーミーなインスト・チューン。
BITTER SWEET & MELLOW : Good Old Rocksteay
ということで今回は、ジャマイカのヴィンテージ・ミュージック、ロックステディーの名曲を選曲してみました。
またいつものように、Apple Musicに加入していない方々のためにYoutubeのミックスリストを作ったので、そちらもよかったらチェックしてみてください。