温泉街で育った僕は小学生の頃、夏休みになると親戚の叔母さんが働いていた旅館やホテルにあるプールによく遊びに行ってました。
くちびるが紫色になるくらいまで冷たい水のプールで一日中友達と遊んだ後、その旅館やホテルにある温泉の大浴場のお風呂に浸かって家に帰ったのですが、温泉に入った後って暑い夏でも火照った身体をさらっとしてくれて気持ちいいなぁと子供ながらに思っていたものでした。
僕の住んでるマンションから、1キロちょっと。自転車で走っても10分くらいのところに「溝口温泉 喜楽里」という日帰り天然温泉があります。冬の寒い時期には暖まりによく行くんですが、真夏のこの時期には行ったことがありませんでした。
あまりの日々の猛暑で、お盆休みで時間もあるし、ちょっと疲れている身体をリフレッシュさせようと思い行ってみることにしました。
真夏の温泉&サウナ。行ってみたら、これが思いのほか大正解。
汗でべとついた身体はさらっとするし、気分もシャッとさせてくれる。
しかも夏には夏の温泉の楽しみ方が用意されているのも新しい発見でした。
真夏の温泉&サウナ、リフレッシュしたい方におすすめです。
溝口温泉 喜楽里
田園都市線、大井町線の溝の口駅からバスで約10分のところにある日帰り温泉「溝口温泉 喜楽里」。
エントランスには、四季折々の風情を楽しめる樹木が植えられていて、温泉旅館のような雰囲気。
源泉かけ流しの露天風呂や炭酸風呂、2種類のサウナなど
大きな施設ではないですが、エントランスとお休み処やお食事処、マッサージをしてもらえる癒し処などのある1階と、浴場施設のある2階があって、ゆっくり寛ぐには十分なスペース。
露天風呂は源泉掛け流し。アルカリ性で皮膚表面の脂肪分や分泌物が乳化し洗い流され肌がすべすべするため「美人の湯」「美肌の湯」などと呼ばれています。
内湯には、血行が促進され医療法として知られる炭酸風呂、美肌効果もある乳白色のシルク風呂、数種類のジェットバス、2種類のサウナ(遠赤外線のタワーサウナと、マッサージ塩が置いてあるヨモギの香りの蒸気サウナ)、冷水風呂。
十分な内容ですね。
夏限定、ぬるめの生源泉
ちょうど行った時、こんなイベントが実施中でした。
「夏の快適お風呂イベント」。
加温していない汲み上げたままの「生源泉」の露天風呂。設置してある温度計を見てみたら38度くらいでしたが、このぬるい湯加減がちょうどよくてホント気持ちいいんです。
決め手は、サウナ&冷水風呂
露天風呂や内湯にある炭酸風呂、シルク風呂にゆっくり浸かりつつ、その間を縫って利用するのがサウナ。
「溝口温泉 喜楽里」にはタワーサウナと、ヨモギの香りの蒸気サウナの2種類があるので、行くと必ず両方に入ります。
脱衣場で服を脱いで、洗い場で身体を洗い露天風呂に10分ほど入った後に、まずは遠赤外線のタワーサウナへ。10分ほど入っていると大量の汗が吹き出してきます。
実は、サウナ大好き人間なのですが、冷水風呂の冷たさが苦手で普段は足だけ浸かったりするだけだったのですが、夏のこの時期のサウナは汗の出方も半端ではないので、苦手な冷水風呂もすんなり入れてしまいました。
というか、ものすごく気持ちいい。
冷水風呂に入った後、露天風呂に設置されてる休憩用の椅子に座って涼んだ後、次は蒸気サウナへ。
マッサージ塩を全身に擦り込んで、ヨモギの香りのする蒸気の中にいること数分。
そして再び、冷水風呂へ。
サウナと冷水風呂に交互に入り、「温める」→「冷やす」→「温める」を繰り返すことで血行を促進させるサウナの王道的な入り方「温冷交代浴」。
真夏のサウナの「温冷交代浴」は、健康にもいい上に、気持ちよすぎて最強。
結局、普段2回入るサウナ、あまりの気持ちよさにこの日は3回入ってしまいました。
生ビールが美味すぎる
温泉&サウナを堪能した後は、やっぱりこれ。
1階にあるお食事処「ごちそう屋」で生ビールを一杯。
気持ちよく汗を出し切った後、乾いた喉には格別な美味さです。
お店情報
溝口温泉 喜楽里
〒213-0022 神奈川県川崎市高津区千年1068-1
営業時間 9:00~24:00(最終受付23:30)
044-741-4126
公式HP:http://www.yurakirari.com/kirari/mizonokuchi/