夏のチルタイムに。気の向くままノンジャンルに選んだメロウな15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Summer Chill【プレイリスト】

夏のチルタイムに。気の向くままノンジャンルに選んだメロウな15曲。BITTER SWEET & MELLOW : Summer Chill【プレイリスト】

暑い夏の日。

どこか涼しげな場所で、冷たい飲み物でも飲みながらぼーっと過ごしたい。

あとは心地よい音楽が流れていれば、それだけで十分。

そんな夏のチルタイムも悪くないよね。

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ソウル、レゲエ、ジャズ、ハワイアン…気の向くままノンジャンルに選んだメロウな15曲。

タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、(ほぼ)毎月お届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。

今回は、今回は特にテーマも決めず、夏のチルタイムに聴きたいと思う曲をフリースタイル的に選曲してみました。

曲解説

では、曲ごとに簡単な解説を。

1. The Futures / Silhouettes

フィラデルフィア出身の実力派ヴォーカル・グループ、The Futuresの1980年にリリースされたサードアルバム『The Greetings Of Peace』に収録されているカヴァー曲。

オリジナルは、The Raysというドゥーワップ・グループが1957年にリリースした作品で、ジャマイカのシンガー、Dennis Brownによるレゲエ・ヴァージョンも有名。

2. Keith Hudson / Depth Charge

不滅の大傑作ダブアルバムと称されるプロデューサー&アーティスト、Keith Hudsonのアルバム『Pick A Dub』に収録されている1曲。

メロウなイントロから引き込まれてしまうドープな演奏&ダブミックス。ミックスを手がけているのは、ダブの創始者でもあるKing Tubby

3. Prince Fatty & Shniece McMenamin / 90% of Me Is You

70〜80年代のヴィンテージなレゲエのフレイヴァーを現代に蘇らせるイギリスのプロデューサー/エンジニア、Prince Fattyが、女性シンガー、Shnieceをフィーチャーして2020年にリリースしたEPの中の1曲。

マイアミのソウル・クイーン、Gwen McRaeもカヴァーしているVanessa Kendrickがオリジナルのマイアミ・ソウルクラシックス「90% of Me Is You」をグルーヴィーなレゲエにアレンジ。

4. Bacao Rhythm & Steel Band / The Healer

ニューヨークのスチールパン・ファンク・バンド、Bacao & Rhythm Steel Bandの2020年にリリースされた新曲。

Erykah Baduの2007年にリリースされたアルバム『New Amerykah: Part One (4th World War)』に収録されている「The Healer」をクールにカヴァー。

5. 宮間利之とニュー・ハード / Take Five

Apple Musicで偶然見つけた和物ビッグバンド・ジャズ・シリーズ『BIG BAND PARADE』。これがなかなかに良い。

日本のビッグバンドの中でも長い歴史を持つと言われるニューハードモダンジャズの名曲ばかりを集めた作品『NEW HERD PLAYS MODERN』から名曲「Take Five」をチョイス。

6. 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ / Fly Me To The Moon

こちらも和物ビッグバンド・ジャズ・シリーズ『BIG BAND PARADE』の1枚。和物ビッグバンドによるラテンミュージックの名演をコンパイルした作品。

この中から、日本を代表するラテンバンド、見砂直照と東京キューバン・ボーイズによるジャズ・スタンダード「Fly Me To The Moon」をセレクト。

7. Betty Wright / Tonight Is The Night

2020年5月20日に惜しくも亡くなってしまったマイアミのソウル・デーヴァ、Betty Wright

数多くの名曲を生み出した彼女のディスコグラフィーの中から、1974年にリリースされたアルバム『Danger High Voltage』に収録されているメロウ・チューン「Tonight Is The Night」をピックアップ。

8. The Independents / Can’t Understand It

1970年代初頭に活躍したシカゴのR&Bグループ、The Independentsの72年リリースのファーストアルバム『The First Time We Met』に収録されているメロウムードな1曲。

9. Sonya Spence / Let Love Flow On

レア盤としても知られるジャマイカの女性シンガー、Sonya Spenceが1981年代にリリースしたアルバム『Sings Love』。

このアルバムに収録されている「Let Love Flow On」。ディスコ・レゲエ、ジャマイカン・メロウグルーヴとして最高な1曲。

10. Mel & Tim / Keep the Faith

ミシシッピ出身のソウル・デュオ、Mel & Timが1973年にソウルの名門レーベル、Stax Recordsに遺したアルバムからの1曲。

ラップアーティスト、Jay-Zの作品にもサンプリングされている極上メロウグルーヴ。

11. Teddy Pentergrass / Close the Door

Harold Melvin & The Blue Notesのリード・ヴォーカルとしても活躍したシンガー、Teddy Pendergrassの1978年リリースのアルバム『Life Is A Song Worth Singing』からのシングルカット。

この曲もサンプリングソースとしても有名なフィリー・ソウル、メロウクラシックの名曲

12. Robert Lamm / Love Song

ブラスロック・バンド、Chicagoの創立メンバーでもあるブルックリン出身のキーボーディストでシンガーソングライターのRobert Lammが1974年にリリースしたソロアルバム『Skinny Boy』。

ブルー・アイド・ソウルの名盤と呼ぶに相応しい内容のこのアルバムの中でも「Love Song」のアーバンメロウ度数は、突出している感がある。

13. Pages / Let It Go

こちらもアーバンメロウな1枚。Richard PageSteve Georgeを中心としたグループ、Pagesが1978年にリリースしたファーストアルバム収録の1曲。

いい意味での「軽い」サウンドが心地いいAORチューン。

14. Al Jarreau / Rainbow In Your Eyes

ジャズという範疇に収まらないポップさを持ち合わせたシンガー、Al Jarreauの1978年リリースのセカンドアルバム『Grow』に収録されているLeon Russelのカヴァー。

お得意のスキャットから始まるエレピの軽やかなグルーヴが心地いい1曲。

15. Israel Kamakawiwo’ole / Somewhere Over the Rainbow ~ What a Wonderful World

イズ」の相性で知られる伝説のハワイアンシンガー、Israel Kamakawiwo’ole(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)

この歌声、ウクレレの音、オールタイム・フェバリットです。

BITTER SWEET & MELLOW : Summer Chill

今回は、ソウル、レゲエ、ジャズ、ハワイアンなどジャンルに縛られず、夏のチルタイムに聴きたいと思うメロウな15曲を選曲してみました。

またいつものように、Apple Musicに加入していない方々のためにYoutubeミックスリストを作ろうしたのですが、宮間利之とニュー・ハード「Take Five」と見砂直照と東京キューバン・ボーイズ「Fly Me To The Moon」の動画がありませんでした。

ということで、13曲分のミックスリストとなってますが、そちらもよかったらチェックしてみてください。

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。