暑い夏の日。
どこか涼しげな場所で、冷たい飲み物でも飲みながらぼーっと過ごしたい。
あとは心地よい音楽が流れていれば、それだけで十分。
そんな夏のチルタイムも悪くないよね。
Contents
- ソウル、レゲエ、ジャズ、ハワイアン…気の向くままノンジャンルに選んだメロウな15曲。
- 曲解説
- 1. The Futures / Silhouettes
- 2. Keith Hudson / Depth Charge
- 3. Prince Fatty & Shniece McMenamin / 90% of Me Is You
- 4. Bacao Rhythm & Steel Band / The Healer
- 5. 宮間利之とニュー・ハード / Take Five
- 6. 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ / Fly Me To The Moon
- 7. Betty Wright / Tonight Is The Night
- 8. The Independents / Can’t Understand It
- 9. Sonya Spence / Let Love Flow On
- 10. Mel & Tim / Keep the Faith
- 11. Teddy Pentergrass / Close the Door
- 12. Robert Lamm / Love Song
- 13. Pages / Let It Go
- 14. Al Jarreau / Rainbow In Your Eyes
- 15. Israel Kamakawiwo’ole / Somewhere Over the Rainbow ~ What a Wonderful World
- BITTER SWEET & MELLOW : Summer Chill
ソウル、レゲエ、ジャズ、ハワイアン…気の向くままノンジャンルに選んだメロウな15曲。
「タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲して、(ほぼ)毎月お届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。
今回は、今回は特にテーマも決めず、夏のチルタイムに聴きたいと思う曲をフリースタイル的に選曲してみました。
曲解説
では、曲ごとに簡単な解説を。
1. The Futures / Silhouettes
フィラデルフィア出身の実力派ヴォーカル・グループ、The Futuresの1980年にリリースされたサードアルバム『The Greetings Of Peace』に収録されているカヴァー曲。
オリジナルは、The Raysというドゥーワップ・グループが1957年にリリースした作品で、ジャマイカのシンガー、Dennis Brownによるレゲエ・ヴァージョンも有名。
2. Keith Hudson / Depth Charge
不滅の大傑作ダブアルバムと称されるプロデューサー&アーティスト、Keith Hudsonのアルバム『Pick A Dub』に収録されている1曲。
メロウなイントロから引き込まれてしまうドープな演奏&ダブミックス。ミックスを手がけているのは、ダブの創始者でもあるKing Tubby。
3. Prince Fatty & Shniece McMenamin / 90% of Me Is You
70〜80年代のヴィンテージなレゲエのフレイヴァーを現代に蘇らせるイギリスのプロデューサー/エンジニア、Prince Fattyが、女性シンガー、Shnieceをフィーチャーして2020年にリリースしたEPの中の1曲。
マイアミのソウル・クイーン、Gwen McRaeもカヴァーしているVanessa Kendrickがオリジナルのマイアミ・ソウルクラシックス「90% of Me Is You」をグルーヴィーなレゲエにアレンジ。
4. Bacao Rhythm & Steel Band / The Healer
ニューヨークのスチールパン・ファンク・バンド、Bacao & Rhythm Steel Bandの2020年にリリースされた新曲。
Erykah Baduの2007年にリリースされたアルバム『New Amerykah: Part One (4th World War)』に収録されている「The Healer」をクールにカヴァー。
5. 宮間利之とニュー・ハード / Take Five
Apple Musicで偶然見つけた和物ビッグバンド・ジャズ・シリーズ『BIG BAND PARADE』。これがなかなかに良い。
日本のビッグバンドの中でも長い歴史を持つと言われるニューハードのモダンジャズの名曲ばかりを集めた作品『NEW HERD PLAYS MODERN』から名曲「Take Five」をチョイス。
6. 見砂直照と東京キューバン・ボーイズ / Fly Me To The Moon
こちらも和物ビッグバンド・ジャズ・シリーズ『BIG BAND PARADE』の1枚。和物ビッグバンドによるラテンミュージックの名演をコンパイルした作品。
この中から、日本を代表するラテンバンド、見砂直照と東京キューバン・ボーイズによるジャズ・スタンダード「Fly Me To The Moon」をセレクト。
7. Betty Wright / Tonight Is The Night
2020年5月20日に惜しくも亡くなってしまったマイアミのソウル・デーヴァ、Betty Wright。
数多くの名曲を生み出した彼女のディスコグラフィーの中から、1974年にリリースされたアルバム『Danger High Voltage』に収録されているメロウ・チューン「Tonight Is The Night」をピックアップ。
8. The Independents / Can’t Understand It
1970年代初頭に活躍したシカゴのR&Bグループ、The Independentsの72年リリースのファーストアルバム『The First Time We Met』に収録されているメロウムードな1曲。
9. Sonya Spence / Let Love Flow On
レア盤としても知られるジャマイカの女性シンガー、Sonya Spenceが1981年代にリリースしたアルバム『Sings Love』。
このアルバムに収録されている「Let Love Flow On」。ディスコ・レゲエ、ジャマイカン・メロウグルーヴとして最高な1曲。
10. Mel & Tim / Keep the Faith
ミシシッピ出身のソウル・デュオ、Mel & Timが1973年にソウルの名門レーベル、Stax Recordsに遺したアルバムからの1曲。
ラップアーティスト、Jay-Zの作品にもサンプリングされている極上メロウグルーヴ。
11. Teddy Pentergrass / Close the Door
Harold Melvin & The Blue Notesのリード・ヴォーカルとしても活躍したシンガー、Teddy Pendergrassの1978年リリースのアルバム『Life Is A Song Worth Singing』からのシングルカット。
この曲もサンプリングソースとしても有名なフィリー・ソウル、メロウクラシックの名曲。
12. Robert Lamm / Love Song
ブラスロック・バンド、Chicagoの創立メンバーでもあるブルックリン出身のキーボーディストでシンガーソングライターのRobert Lammが1974年にリリースしたソロアルバム『Skinny Boy』。
ブルー・アイド・ソウルの名盤と呼ぶに相応しい内容のこのアルバムの中でも「Love Song」のアーバンメロウ度数は、突出している感がある。
13. Pages / Let It Go
こちらもアーバンメロウな1枚。Richard PageとSteve Georgeを中心としたグループ、Pagesが1978年にリリースしたファーストアルバム収録の1曲。
いい意味での「軽い」サウンドが心地いいAORチューン。
14. Al Jarreau / Rainbow In Your Eyes
ジャズという範疇に収まらないポップさを持ち合わせたシンガー、Al Jarreauの1978年リリースのセカンドアルバム『Grow』に収録されているLeon Russelのカヴァー。
お得意のスキャットから始まるエレピの軽やかなグルーヴが心地いい1曲。
15. Israel Kamakawiwo’ole / Somewhere Over the Rainbow ~ What a Wonderful World
「イズ」の相性で知られる伝説のハワイアンシンガー、Israel Kamakawiwo’ole(イズラエル・カマカヴィヴォオレ)。
この歌声、ウクレレの音、オールタイム・フェバリットです。
BITTER SWEET & MELLOW : Summer Chill
今回は、ソウル、レゲエ、ジャズ、ハワイアンなどジャンルに縛られず、夏のチルタイムに聴きたいと思うメロウな15曲を選曲してみました。
またいつものように、Apple Musicに加入していない方々のためにYoutubeのミックスリストを作ろうしたのですが、宮間利之とニュー・ハード「Take Five」と見砂直照と東京キューバン・ボーイズ「Fly Me To The Moon」の動画がありませんでした。
ということで、13曲分のミックスリストとなってますが、そちらもよかったらチェックしてみてください。