いなたい。
オルガンという楽器の音色を表すとしたら、この言葉が一番しっくりくる。
土っぽくて、洗練されてなくて、それでいて優しく包んでくれるような味わいがある。
嫌いじゃないな、このいなたさ。
Contents
- ファンキーでメロウなオルガン・グルーヴ15曲
- 曲解説
- 1. Reuben Wilson / Inner City Blues
- 2. Lonnie Smith / Spinning Wheel
- 3. Ronnie Foster / Tuesday Heartbreak
- 4. Jimmy Smith / Why Can’t We Live Together
- 5. Jimmy McGriff / Back On The Track
- 6. John Patton / Understanding
- 7. Richard “Groove” Holmes / Groovin’ For Mr. G
- 8. Booker T. Jones / Everything Is Everything
- 9. Soulive / Steppin’
- 10. The Meters / Sophisticated Cissy
- 11. Jackie Mittoo / Oboe
- 12. Bobby Forrester / Sanford & Son Theme
- 13. Shirley Scott / Messie Bessie
- 14. Larry Young / Heaven On Earth
- 15. Brother Jack Mc Duff / Theme From Electric Surfboard
- BITTER SWEET & MELLOW : Organ Groove
ファンキーでメロウなオルガン・グルーヴ15曲
「タイムレスで、心地よいメロウな曲」を選曲しお届けしているプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」。
今回は、60年代後半から70年代初頭を中心にして、2000年代までのソウル、ジャズ、レゲエのファンキーでグルーヴィーでメロウなオルガン物を選曲してみました。
曲解説
では、曲ごとに簡単な解説を
1. Reuben Wilson / Inner City Blues
ジャズ・オルガン奏者、Reuben Wilsonの72年にリリースされた名盤『The Sweet Life』に収録されているMarvin Gayeのソウル・クラシックのカヴァー。
2. Lonnie Smith / Spinning Wheel
オルガン奏者、Lonnie Smithが70年にリリースした大傑作アルバム『Dives』収録のアメリカのブラス・ロックバンド、Blood, Sweat & Tearsのカヴァー。
3. Ronnie Foster / Tuesday Heartbreak
ソウルジャズ・オルガン奏者、Ronnie Fosterの中でもとびきりメロウなアルバム『Cheshire Cat』に収録されているStevie Wonder「Tuesday Heartbreak」のカヴァー。
4. Jimmy Smith / Why Can’t We Live Together
オルガン・ジャズのパイオニア的存在、Jimmy Smithの1974年にリリースしたアルバム『Black Smith』に収録されてるTimmy Thomasの名曲「Why Can’t We Live Together」のカヴァー。
5. Jimmy McGriff / Back On The Track
ジャズ・オルガン奏者、Jimmy McGriffが1969にリリースしたアルバム『Electric Funk』収録のサンプリングネタとしても人気の高いメロウなソウル・ジャズ曲。
6. John Patton / Understanding
ジャズの名門レーベル、Blue Note Recordsから1968年にリリースされたオルガン奏者、John Pattonのアルバムのタイトル・チューン。
7. Richard “Groove” Holmes / Groovin’ For Mr. G
その名の通り、グルーヴィーなオルガン・プレイを得意とするRichard “Groove” HolmesがBlue Note Recordsで録音した唯一のアルバム『Comin’ On Home』の1曲目に収録されているジャズファンク・クラシックス「Groovin’ For Mr. G」。
8. Booker T. Jones / Everything Is Everything
ソウル界を代表するオルガン奏者、Booker T. Jonesが、The Rootsのドラマー、Questloveらを迎えて2011年にリリースしたアルバム『The Road From Memphis』収録のLauryn Hill「Everything Is Everything」インスト・カヴァー。
9. Soulive / Steppin’
ニューヨークのファンキー・ジャズ・トリオ、Souliveの2000年にリリースされたメジャー・デビュー盤『Turn It Out』収録の初期代表作と言えるファンキーな1曲「Steppin’」。
10. The Meters / Sophisticated Cissy
ニューオリンズ・ファンクの代表的なバンド、The Metersの1969年にリリースされたファーストアルバムからシングルカットもされている「Sophisticated Cissy」。タメの効いた太いリズムの上で絡むメロウなオルガンとギターが最高な1曲。
11. Jackie Mittoo / Oboe
“Keyboard King“ことジャマイカを代表するオルガン奏者、Jackie Mittoo。数あるJackie Mittoo作品の中でも、とびきりメロウで浮遊感のあるDJ人気も高いキラー・チューンがこの「Oboe」。
12. Bobby Forrester / Sanford & Son Theme
白人オルガニスト、Bobby Forresterのレアグルーヴ・ファンにも人気の高いオルガン・ジャズ・ファンク名盤『Uncle Funky』に収録されているQuincy Jonesが1973年に制作したテレビ番組のテーマ曲をカヴァーしたナンバー。」
13. Shirley Scott / Messie Bessie
アメリカの女性オルガン奏者、Shirley Scottの数ある作品の中でもレアグルーヴ色の強いアルバム『Something』収録のジャズファンク・ナンバー。
14. Larry Young / Heaven On Earth
ジャズ鍵盤奏者、Larry YoungがBlue Note Recordsに遺した最後のアルバム『Heaven On Earth』。そのタイトル曲でもあるソウルフルでファンキーなナンバー。
15. Brother Jack Mc Duff / Theme From Electric Surfboard
Blue NoteやPrestigeなど様々なレーベルから数多くの傑作をリリースしているジャズ・オルガン奏者、Brother Jack Mc Duffのレアグルーヴクラシックス。
BITTER SWEET & MELLOW : Organ Groove
ということで今回は、ソウル、ジャズ、レゲエのファンキーでグルーヴィーでメロウなオルガン物を15曲選曲してみました。
またいつものように、Apple Musicに加入していない方々のためにYoutubeのミックスリストを作ったので、そちらもよかったらチェックしてみてください。