無骨なデザインのガーデニングツール(霧吹き)。Gloria「Fine Sprayer Pro 05」

無骨なデザインのガーデニングツール(霧吹き)。Gloria「Fine Sprayer Pro 05」

2018年10月17日

たかがツール、されどツール

ここで言うツールとは、毎日のように使う道具のこと。

日々使うからこそ、デザイン的にも機能的にも納得できるものを持っていたいというのが、僕のツール(道具)に対する基本的な考え方。そういう自分が納得したものを持ってると自然と使いたくなって、毎日のルーティーンもそれだけで楽しくなる。

例えば、僕は毎日自宅のベランダや室内にある植物に水やりをする。植物というのは正直なもので水やりを怠ると、急に葉っぱがしおれたりうなだれてて元気がなくなる。だからそれぞれの鉢の土の乾き具合を見ながらジョーロで水やりするのだけれど、南方系の観葉植物は土に埋もれた根っこよりもその葉っぱから水分を吸収する能力が発達したりするものもあったり。

そういう南方系の植物には「葉水(はみず)」をしてあげると喜んでくれる。霧吹きで葉っぱに水を吹きかけてあげるだけことなんだけど、それだけで瑞々しい緑を取り戻してくれたりキリっとしてくれる。

そんな「葉水(はみず)」をするのに使っているツール(道具)が、Gloriaの「Fine Sprayer Pro 05」。

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Gloria「Fine Sprayer Pro 05」

1945年創業のドイツの泡洗浄機&噴霧器メーカー、Gloriaから発売されている噴霧器(霧吹き)「Fine Sprayers」。いわゆるクリーニング用の霧吹きなのだけれど、ガーデナーや園芸愛好家にはガーデニング・ツールとして愛用されている逸品。

作りは、見ての通りいたってシンプル。ドイツ=質実剛健なんて陳腐で短絡的な言葉をつい口にしてしまいたくなる無駄な部分を削ぎ落とした無骨なデザイン。

ブラックのトリガーとベース部分とライトグレーのボディにノズル、ボディとトリガーの間に配されたチタン製のシルバー。

そしてボディに黒でプリントされたブランドの名や商品名など。その名の通り、プロツール用と呼ばれるに相応しいミニマルなカラーリング。

Fine Sprayer Pro 05」の「05」というのは、容量のこと。つまり0.5リットルが入るサイズってこと。

僕のようなベランダの狭いマンション住まいの人間にはこのサイズがちょうどよいと思うけど、一軒家で庭がめちゃくちゃ広いリアル・ガーデナー(?)には容量が倍の1リットルで一回り大きいサイズの「Fine Sprayer Pro 10」がおすすめ。

そして容量を示す目盛の上にあるパーセンテージの表記は、洗剤や肥料を含めた際の希釈された数値を示すもので、ボディの真ん中の縦に濃くなってる細い部分で内容量を確認できるので、希釈して使うとしても楽チン。

ちなみにこの霧吹き、油系にも対応していてその使用範囲は、PH5~9(水、または弱酸性・極めて薄い弱アルカリ性)。

ダブルアクション・ポンプ

Gloriaの「Fine Sprayer」の特徴のひとつ。それは、ダブルアクション・ポンプを採用しているところ。それによって、トリガーを握ったときと離したときに噴射される、つまり1度握ったら2回噴射されるというもの。

これが意外と便利。握る回数も少なくなるし、握ったタイミングで移動させせば、一度に思いのほか広範囲に「葉水(はみず)」できたりもする。

シルバーのノズルを左右に回転させると、細かい霧状の広範囲に散布できる「ファインミスト」と遠くまで噴射可能な「直線噴射」を選択することは可能。

ただ、その加減の目盛がないので自分で使ってみて自分の感覚として覚えるしかないのが残念なところ。

ちなみに一番きつく締めたら霧状になって、緩くすると線状になるのだけれど、緩くしすぎるとノズルが外れてしまうので、そこはご注意を。

ファインミスト」で噴射したときがこんな感じ。

直線噴射」の写真を撮り忘れてしまったけど、「ファインミスト」の写真を見てもらえれば、おのずと噴射の勢いが分かるはず。

使うのが楽しくなるものを身近に

Gloriaの「Fine Sprayer Pro 05」に限ったことではないけど、デザインや機能が優れていて自分にとって納得のいくもの、毎日使うのが楽しくなるものを身の回りに揃えていくと、毎日のルーティーンが単なる繰り返しではなく、楽しみのひとつに変わっていったりする。

たかがツール、されどツールですな

 

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。