気が向くと、たまに自分が以前に撮った写真をプリントしてみたりします。
といっても自宅にある安価なインクジェットプリンターでコピー用紙に印刷するだけなのだけれど、紙に染み込んだインクがいい味になって、ちょっとアートっぽい仕上がりになってくれるのが楽しかったりする。
そんな自己満的アートもどき写真を部屋でしばらくの間飾っておくのに、壁にかけたクリップボードを使っています。フレームに入れるほどのものでもないし、かと言って画鋲に刺すだけだとちょっと寂しい。そんなときにオールドスクールな見た目の「SAUNDERS(サンダース)」のクリップボードがちょうどいいんです。
Contents
SAUNDERSとは
「SAUNDERS(サンダース)」は、1947年創業のアメリカの公用機関御用達のステーショナリーブランドで、そのプロダクツはアメリカの官公庁、軍、警察、消防、病院などで長きに渡って使われ続けています。
その「SAUNDERS(サンダース)」が作ってるプロダクツの中でもっとも有名なのが、クリップボード。
定番でもあるアルミ製のものや軽量でカラーも豊富なプラスチックのモデルなど、シンプルで多彩なラインナップが揃っていて、僕が使っているのは100%再生(もしくはリサイクル)された材料を使用したハードボード・タイプのもの。
3種類のサイズ
元々このクリップボードを購入した目的は、日頃メモ書きとして愛用している伊東屋のリーガルパッドを挟むため。リーガルパッドもサイズ違いで持っていたり、クリップボードの値段も安かったので、日本に正規で輸入されている3つのサイズをまとめて購入してみました。
ほぼB6サイズの「リーガルパッドJr.」に合うメモ・サイズ(W15.2cm x H23cm)。
レター・サイズ(W23cm x H32cm)と呼ばれるこのタイプには、A4のものも挟めるけど個人的には少し余白もできてバランスよく収まってくれるB5の用紙やメモパッドがおすすめ。
ほぼA4サイズの「リーガルパッド L」には、リーガルパッド専用に作られてるレター・サイズより少し縦長のリーガル・サイズ(W23cmxH38cm)。
クリップボードを膝の上に乗せてメモを書いたりするときに、ちょうどペンを持っている手の手刀部分を下の余白部分に置けるので用紙の下部分も難なくメモ書きすることができます。
無骨で大きなクリップ
「SAUNDERS(サンダース)」のハードボード・タイプのクリップボードで目を引くのが、無骨で大きなクリップ部分。
クラシックと呼ばれるメイドインUSAのプロダクツって、シンプルなんだけどバランス的に大きな部分があったりとか、ちょっと野暮ったいところがあるんだけど、その洗練されすぎてない感じがいいんだと思う。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年5月14日
ミニマルで、デザイン的に隙のないのも勿論素晴らしいけど、ちょっと歪 (いびつ) なところがあるものにも愛着を感じたりする。最近特に思うんだけど、よく考えてみるとそれって昔から同じ嗜好のような気がする。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年5月15日
洗練されすぎてなくてシンプルでいい感じの日用品。そういうものってやはり歴史がある分「メイドインUSA」、アメリカ製に多いを僕は思います。「SAUNDERS(サンダース)」のクリップボードもそんな中のひとつ。
オールドスクールなモノの価値
初期のヒップホップを形容する表現として広く伝わるようになった(と思われる)「オールドスクール」という言葉。
「クラシック」とか「ヴィンテージ」って言葉も好きだけど、「オールドスクール」っていう表現も好きだな。古いけど魅力あるものをリスペクトしてるようなニュアンスも含んでて。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年6月13日
「SAUNDERS(サンダース)」のクリップボードには、そんな「オールドスクール」という言葉がよく似合うような気がします。
長い間に渡って、その形を変えることなく作られ使われ続けることによって育まれたオリジナリティと歴史。そういうモノ作りの姿勢はリスペクトに値するもの。
僕もリスペクトを持って使い続けたいと思います。
ではまた。