僕は、よい音を探し求めている。ここで言う「よい音」とは、音質(もちろん大切だけど)のことではなくて「心地いい曲」「素敵な曲」のこと。
そしてそれは、何も新しいものではなく、その多くは昔の音楽だったりもする。ある曲は発表されてから何十年も経って初めて耳にしたものだったり、またある曲はレコードやCDで持ってるのにしばらく聴いてなくて、聴き返してみたらそのときの気分にとてもフィットしていたり。
1ヶ月ほど前から、ツイッターでこんなツイートも始めてみた。
その日の気分で、毎日1枚のアルバムをセレクトしたツイート【今日の一枚】をアーカイヴしてみました。⚡️ “【今日の一枚】”https://t.co/OHFhMI6fF3
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年5月5日
よい曲を聴いただけで、その日のモチベーションが上がったり、リラックスできたりする。心地いい、素敵な音楽は僕の生活にとって切り離せない存在。
Contents
よい音楽を見つける、スタンダード・ワーク
アナログレコード好きの間では、よく使われる言葉「DIG(ディグ)」。要はレコードを掘り起こす(見つけ出す)という意味だのだけれど、僕はデジタル音源もレコードと同じような感覚でディグってる。
毎日のように、僕のApple Musicの「Favorite Songs」フォルダにこれまで知らなかったいい曲が入ってくる。というか、そういう曲を見つけては入れてる。そしてテーマを決めてプレイリストで公開する。この作業が楽しくて楽しくて。マイ・スタンダード・ワーク。
— KENNET@DAILY STANDARD (@kennet_64) 2018年4月28日
そんなマイ・スタンダード・ワークとも言うべき、よい音楽を掘り起こすのに僕がよく使っているiPhone用の音楽アプリを10種類紹介したいと思います。
Apple Music
iPhone 、MacなどのAppleユーザーであれば、おそらくiTunesをスタンダードな音楽アプリとして利用している人が多いと思う。そのAppleが始めた音楽配信サービスであるApple Musicは、月額980円で4500 万曲の楽曲をストリーミングで聴くことができる上、自分でリッピングしたりダウンロード購入した音源もライブラリに保存されているので、一つのアプリで自分のアーカイヴを管理できるのが便利。
僕がよくチェックするのは、自分のライブラリとマッチした楽曲をApple Musicが選んでくれるレコメンド機能「For You」に毎週更新される「New Music Mix」「Favorite Mix」「Chill Mix」。その中から気に入った曲を見つけては「Favorite Songs」という自分で作ったプレイリストに保存している。
Sportify
ユーザー数では世界一と言われる音楽ストリーミングサービスSpotify。その特徴は、会員システムに月額980円のプレミアム(現在100円で3ヶ月使い放題のキャンペーン中)と無料のフリーがあること。
基本的に僕はApple Musicをメインに使っていて、Spotifyはサブとして利用しているのでフリー会員のままなのだけれど、シーンやシチュエーションに即したプレイリストや新譜をウィークリーでチェックすることのできる「Weekend Buzz」や自分好みの曲を自動的にセレクトしてくれる「Daily Mix」などをよく聴いてる。
Soundcloud
自分の知らなかったよい音楽を見つける手っ取り早い方法のひとつ。それは好きなDJのミックスを聴くことだと僕は思ってる。音楽を人並み以上に掘り続けているDJならではの選曲センスという最高のフィルターを通しているだけにアタリの多いこと必至。
SoundCloudは、そんな世界中のDJミックスを楽しめるプラットフォーム。好みのDJをフォローして公開されたミックスを楽しみつつ、これまで知らなかったよい曲に出会える便利なツール。
Mixcloud
このMixcloudも、SoundCloudと同じようにさまざまなジャンルのDJミックスを聴くことができるアプリ。
SoundCloudは、アーティストやレーベルが新曲を単曲で公開したりするのにも利用されてるけど、Mixcloudはその名前通りミックス物に特化しているのが特徴で、お気に入りのDJをフォローしてその人たちのミックスを堪能でき、さらにフォローした人たちが何を聴いてるかフィード機能があるのが面白いところ。
Shazam
トラックリストの公開されていないSoundCloudやMixcloudのDJミックスやラジオで音楽番組を聴いている時、さらにはカフェとかでコーヒーを飲んだりしてる時などに気になった音楽がかかったら、すぐに使うのがこのShazam。
音楽を認識してくれるアプリで、認識された曲はApple Musicと連動していて、そのままライブラリに登録されるので、あとで曲を聴くこともできるしアーカイヴとしても保存しておける。
Bandcamp
Bandcampは、2008年にアメリカでローンチした音楽配信・販売プラットフォーム。ここの特徴は、無料試聴できるデジタル音源に加えて、アナログレコードやCD、カセットテープ、グッズなどフィジカルも販売しているところ。
メジャーというよりも個性的な活動をしているアーティストやレーベルが多く参加しているので、そういうアーティスト(レーベル)が好きな人におすすめ。
Discogs
世界最大の音楽データベースであるDiscogs。楽曲がどのフォーマット(7インチ、12インチ、LPレコード、CD)で、いつ(年代)、どこで(国名)、リリースされたのかが分かる、特にアナログレコード好きには欠かせないとも言えるとても便利なサイト(アプリ)。
さらにマーケットプレイスも併設されていて、気になった作品を購入することも可能。
Who Sampled
ヒップホップやR&Bでサンプリングされている元ネタというのは、よい音楽の宝庫。いい曲だからこそサンプリングされてるわけで。そんなサンプリング・ネタを検索できるサイト(アプリ)が、このWho Sampled。
アプリをダウンロード(ただし有料)して、iPhoneのApple Musicと連携させるとライブラリに入っている楽曲のサンプリング・ネタがわかったり、またその逆にこの曲がこんな楽曲にサンプリングで使われてるというのがわかってしまったりもする便利ツール。
Radiko
意外とあなどれないのがラジオ。パーソナリティーのセンスで普段あまり耳にしない音楽をキャッチできてしまう番組が結構ある。例えば、この4月からTOKYO FMで始まった「MURO presents KING OF DIGGIN’」。MURO氏のDJミックスを毎週聴けるという贅沢な番組なのだけれど、放送されてるのが深夜3時30分からとかなり深い時間。
そこで登場するのが、このRadiko。タイムフリーを使えば、過去1週間以内に放送された番組を後から聴くことのできる.
Youtube
もはや説明不要と言えるYoutube。純粋に音楽というよりもミュージックヴィデオやライブなどの映像を楽しむツールとして利用している人が多いと思うけど、結構音源のみをアップロードしてる人たちも多いので、キーワードをうまく入力すると意外な掘り出し物の楽曲に出会ったりすることも。
心地いい、素敵な音楽のプレイリスト
心地いい音楽、素敵な音楽を見つけたら、テーマを決めてそれに合う選曲をしたプレイリスト「BITTER SWEET & MELLOW」を月一回公開しています。
是非聴いてみてください。