こんにちは、kennet64です。
昔から雑誌が大好きで、今のようなウェブ全盛になる前は音楽、ファッション、カルチャー…ほとんどの情報はその時期によく買っていたお気に入りの雑誌から得ていたような。
で、先日こんなツイートをしました。
最近、面白い特集をしてる雑誌がたくさんあって嬉しい。フィジカルなこういうメディアが元気なときというのは、カルチャーとしてはとてもいい時期なのかなと思ったりする。
— kennet64 (@kennet_64) 2018年3月27日
その雑誌自体が好きで、特集に関係なく毎回購読していたものが何冊もあった時期もあるけど、ある程度の年(!)になってからは特集の(自分的な)良し悪しで買うか買わないか決めるようになって、以前ほど買わなくなったのだけれど、最近どうしたことか、面白い特集をしている雑誌によく出会う機会が増えたんです。
ツイートにも書いたけど、雑誌が面白いときというのは文化(カルチャー)的な側面が充実している証でもあると思うんですよね。人々が欲しているような「ネタ」があるというか。
そして雑誌には、雑誌特有の楽しみ方があるのも事実。買ってすぐ読むのもいいけど、自分好みの一冊に出会ったら「Permanent Edition(永久保存版)」として手元に置いておくことをオススメします。きっと役に立ちますよ。
Contents
僕的「Permanent Edition(永久保存版)」な雑誌
ウェブというのは、タイムリーで「旬」な情報を得るのにとても便利なメディア。
片や、雑誌というのは僕が思うにウェブと書籍の中間に位置する架け橋のようなデジタルとは対局を為すアナログなもの。でもそんなアナログなメディアから得た知識を詳しく知るためにウェブで検索して調べて、さらに深く知るためにより専門的な書籍を読んでみたり。
実はこのウェブ、雑誌、書籍という3つのソースをいいバランスで循環させること。それが僕にとって「好きなことをより深く理解する」ための秘訣。
そしてそんなもっとも知識欲をくすぐってくれるのが、僕的「Permanent Edition(永久保存版)」と言える雑誌。そういう一冊に出会うとモチベーションが上がります。
永久保存版、英語なら“Permanent edition (パーマネントエディション) “とでも言うのかな。そういう、ずっと手元に置いておきたくなるような雑誌に出会うとウキウキしてくる。
— kennet64 (@kennet_64) 2018年4月3日
では、そんな僕的「Permanent Edition(永久保存版)」な雑誌とは?
- ウェブというのは、先ほども書いたようにタイムリーだけど、どうしても次から次にやってくる情報に追われてしまいがち。代わりに雑誌(同じく書籍も)はフィジカルでボリュームがある分、一過性ではない内容の濃さがある。
- スタイルを持った雑誌ならではの、編集の切り口、写真やイラストなどのビジュアルを含めたアートワークの面白みも楽しむことができる。
- 時代感を取り入れた内容は、リアルタイムな情報ソース、そして後になって見たときアーカイヴとしての良さ、その両方を兼ね備えている。
これが、僕の定義する「Permanent Edition(永久保存版)」な雑誌。
では、最近購入した「Permanent Edition(永久保存版)」な雑誌を紹介してみたいと思います。
Coyote No.64 Spring 2018
インタビュー・カルチャー・マガジン「Switch」を発行していることで知られるスイッチ・パブリッシングから年3回(3月、7月、11月)出版されているトラベル・カルチャー・マガジン「Coyote(コヨーテ)」の最新号。
特集されてているのは、路上スナップの巨匠、森山大道さん。
森山大道さんは、「さまざまな「K」の断片、森山大道写真展「景」に行ってきた。」でも書いたけど、僕の大好きな写真家。2004年の創刊以来14年ぶりに森山大道さんをフォーカスしたこの号、荒木経惟さんとの対談も興味深いし、森山大道さんの過去から現在までをさまざまな角度から知ることのできる一冊。
BRUTUS「山下達郎のBrutus Song Book」
2月に発売されたBrutus(ブルータス)の山下達郎さんを特集した号。
Popeye(ポパイ)世代な僕、といっても創刊のときはまだ小学生だったと思うので創刊号はさすがに幼すぎて(?)買えなかったけど、Brutus(ブルータス)に関してはPopeye(ポパイ)の増刊号として創刊されたのをいまだ鮮明に覚えてて、もしかしたらもっとも長く付き合っている雑誌のひとつかも。
風呂掃除やらレコードの整理に没頭してて、発売当時買いそびれて増刷されるのを知ったと同時に予約してた「BRUTUS [山下達郎のBrutus Songbook] 」がポストに届いてたの忘れてた!ちょっと中身見て見たけど、これはやっぱり保存版だわ。読み用と保存用の2冊ゲット。https://t.co/lcBD96j4zK pic.twitter.com/HscTX38gXE
— kennet64 (@kennet_64) 2018年3月31日
ツイートもしたけど、実はこの号、発売当時うっかり買いそびれてしまい、気づいたら売り切れててどこにも売ってないという始末。
そしたら、しばらくしてBrutus編集長の西田善太さんのツイートで増刷されるのを知り、速攻アマゾンで予約。
特集「山下達郎のBRUTUS SONGBOOK」の増刷、やっとこぎつけた。隔週誌だと増刷は難しくて、いろいろ整えました。正式にはもう少し後にお知らせ。増刷は2009年のラジオ特集以来だし、あん時もブルタ史上2回目だった。こっちが見誤っただけだから、感謝の印で。 #BRUTUS #サンデーソングブック #山下達郎
— 西田善太 (@ZentaNISHIDA) 2018年3月11日
いやぁ〜、買ってよかった!
正直に言います。僕は生粋の山下達郎さんファンではないけど、この号は素晴らすぎる!山下達郎さんが、25年に渡って続けてるラジオ番組をテーマしていい音楽を取り上げる姿勢、これぞBrutusならではという感じ。
実は、この号で詳細されてる音源のプレイリストを作成中。こういう音楽に楽しみ方もあるのだと実感中。
Casa BRUTUS「カフェとロースター」
1998年にBrutus(ブルータス)の増刊として誕生して、 2000年から月刊誌となったCasa BRUTUS(カーサ・ブルータス)。
「Casa = 家」を中心に、建築・デザイン・食・アート・ファッション・旅など、好奇心旺盛に人生を楽しむテーマを扱っている(ウィキペディアより)雑誌。
たぶん今買っている雑誌の中で、一番買う頻度の高いのが、このCasa BRUTUS(カーサ・ブルータス)。
その中でもコーヒーと特集した号は大好きで、スペシャリティコーヒーという言葉が一般に知られるようになる前から特集したものとか、いまだに持っていて永久保存版度の高い雑誌。
今回のコーヒー特集も、全国の130軒に渡るカフェが紹介されていたり、ゆっくりじっくりと楽しめる一冊。
やっぱり雑誌は、面白い
アナログレコードもそうだけど、フィジカルなものってデジタルにはない良さがあると思うんです。
今の時代、時間の流れもめまぐるしいかもしれないけど、たまにはゆっくりと気に入った雑誌とかを見返して、忘れてた感覚とかを思い出したりしてみるのもいいですよ。
そんな時間も大切です。
ではまた。