ぶらり地元をフォト散歩。江戸・明治の名残りもある静かな道、大山街道

ぶらり地元をフォト散歩。江戸・明治の名残りもある静かな道、大山街道

2018年2月11日

こんにちは、kennet64です。

去年の9月から始めたこのブログも、気づけばまもなく50記事になろうとしてます。月10記事くらいの、マイペースな更新頻度で続けてるわけだけど、ブログを始めてから変わったことと言えば、自分が住んで生活している地元のことを意識するようになったこと。

これまであるのは知ってても行ったことのなかったSolso Farmに初めて出かけたり、ちょっと足を伸ばして生田緑地に紅葉を撮りに行ってみたり。そうすると今まで知らなかったことを知れたり、発見できたりして、意外と地元も捨てたものじゃないと思えてくる。

地元のことを知るって、その場所がより好きになることなんだなぁ、なんて当たり前なことを今更ながらに感じつつ、ちょっとした買い物をするために自転車でよく行く二子玉川までの通り道である大山街道をぶらりフォト散歩してみることにしました。

江戸時代にできた古くからある道でもある大山街道、結構風情のある通りなんです。




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大山街道

大山街道は、東京の赤坂御門を起点として、青山、渋谷、三軒茶屋から瀬田を経て、多摩川を二子で渡り、多摩丘陵、相模野の中央部を横切り、足柄峠手前の矢倉沢関所に至るまでの脇街道。

なぜ脇街道なのかというと、江戸時代に地方の大名が江戸に行ったり、飛脚が往来するために主要に使われていた東海道の輸送を補う役割の道だったからで、また江戸庶民には霊山で大山阿夫利神社のあることでも知られる大山への「大山詣り」の道として盛んに利用されたりもしたのだそう。(「大山街道見どころマップ」より)

全長70キロほどある大山街道。僕がフォト散歩したのは東京側から多摩川を渡った神奈川の入り口、二子新地から溝の口までの1.5キロほどの距離。江戸時代には「溝口・二子宿」という宿場があった界隈。

二子神社

多摩川を隔てた二子玉川の人の多さから一変して、行き交う人もまばらで静けさのある二子新地。その多摩川に沿った道路(幸多摩線)に隣接するのが二子神社。

敷地内には、岡本太郎の母で歌人、小説家だった岡本かの子(岡本太郎作)の文学碑があったり、周辺はレストランやカフェ、バーなどもあったりする穴場スポット。

光明寺

江戸初期の1669年(寛文9年)から、この場所にあるというお寺。

タナカヤ呉服店

江戸時代から続いていた老舗呉服店「田中屋」。明治に建てられた代表的な「蔵造り」の建物。

実は、今回のフォト散歩で大山街道を一往復したので、行きと帰りで同じ建物を撮ってみたのが、この2枚。時間の経過で光と影が変化していて、建物の表情も少し変化。

高津図書館前の公園

地元の人たちが利用している図書館の前にある公園。

大山街道のストアフロント

昔は、宿場町だったというこの界隈。通りにはそんな名残りもありつつ、古くからある商店や建物がちらほら。

そんなお店のストアフロント写真を何枚か撮影してみました。

二ヶ領用水と溝口神社

溝の口近くにある二ヶ領用水と溝口神社。

二ヶ領用水も江戸時代にできたもので、神奈川県下で最も古い人工用水路なのだそう。

溝口神社は、僕も今年お参りに行った神社。お正月には表の通りにまで長蛇の列ができます。

アザーショット

大山街道でのアザーショット。どこか懐かしさを感じさせる風景。

最後に

二子新地〜溝の口までの大山街道って、歩道は狭いけど車の往来も比較的少なくて、とても静かな雰囲気。歩いててもあまり苦じゃないんです。むしろその静けさと古い街並みが気持ちを和らげてくれる。

7月にはお祭りがあったり、2月にも「大山街道フェスタ」というイベントが毎年開催(今年は2月25日)されてたりするので、気になる方がいたら是非お越しください。

ではまた。

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神奈川県川崎市在住。職業は、庭師(植木屋)。「リラックス&チル」をテーマに、園芸にまるわるコトやシンプルでデザイン&機能性に優れたモノやツール、居心地のいい場所やお店、メロウで心地よい音楽などを独自の「目利き」で発信中。